MotoGPライダー達は木曜のプレスカンファレンスにおいて、ムジェロについて改修が必要かもしれないというストレートについて語っています。時速340km/h〜350km/hからの下り坂のブレーキングとなると、さすがに世界一のテクニックを持つMotoGPライダーにとっても危険なポイントとのこと。

マルク・マルケス

「ムジェロは素晴らしいサーキットなんですけど、ホームストレートの終わりのブレーキングが危険なんです。2013年〜14年でサーキットウォールを遠ざける改修をしましたが、ストレートの先の下り坂でブレーキングをするのでバイクが振られるんです。毎年バイクが速くなっている状況ですので、ストレートを少し平坦にしたほうが良いんじゃないかと思いますね。

アンドレア・ドヴィツィオーゾ

「マルクが言う通りストレート終わりのブレーキングは確かに危険です。今のMotoGPバイクでなんとか走行出来ていますが、本当に限界なんです。ウイングレットの技術で安定感が増していますけど、これ以上バイクが速くなると危ないですね。ブレーキングでバイクが振られてブレーキが効かなくなることがあったんですが、(※ブレーキングでバイクが振られることでディスクに押されてパッドがキャリパー内に押し戻されてしまい、ブレーキングを開始した時にすぐに効力が立ち上がらない)2017年からブレンボがこの対策を施した時、自分は恐らく一番最初にこのシステムを使い始めたライダーでしょうね。」

バレンティーノ・ロッシ

340km/hから350km/hからのブレーキングですから、登り坂になった後に下る部分でジャンプしてしまうのは確かに危険です。何かしら変更をしたほうがいいですが難しいでしょうね。加速しずらくするか、もしくはストレートを平坦にするかですけどね。」

(Photo courtesy of michelin)