イモラ戦では優勝がなかったアルヴァロ・バウティスタは、地元スペインのヘレス戦、レース1で再び優勝しました。1周目にDucatiパニガーレV4Rでリードに立ったバウティスタは、そのまま1位でレースを終え、2位にマイケル・ファン・デル・マーク、ジョナサン・レイが3位で完走しました。

ピレリが持ち込んだ新型のリアタイヤのソフトコンパウンドが素晴らしい性能を発揮。X1351は15人以上のライダーがFP1から使用し認知を得ました。レス1では新型タイヤのパフォーマンスもあり、平均ラップタイムは2017年のレース1より1秒近く更新されました。

スーパーポールでは今年の新型予選タイヤにより、19人のうち8人のライダーが2017年にメランドリが記録したトラックレコードを更新。ポールポジションを獲得したのはジョナサン・レイでメランドリのタイムを0.7秒更新する1’38.247を記録しています。

レース1ではジョナサン・レイが素晴らしいスタートをしますが、アルヴァロ・バウティスタがすぐさまにレイをオーバーテイクしてトップに立ちます。メランドリは3位から5位に後退、アレックス・ロウズとマイケル・ファン・デル・マークがレイを追います。

9周目になるとマイケル・ファン・デル・マークはレイをオーバーテイクして、5秒前を走るアルヴァロ・バウティスタと追います。その後ロウズが鋭い走りでレイをオーバーテイクして3位とします。

14周目にレイはロウズを抜いて3位になりますが、残り3周の時点でロウズは再びレイを追い抜きます。最終ラップはレイとロウズの激しいバトルとなりますが、レイは3位に返り咲こうとしてロウズと接触。ロウズは転倒します。レースディレクションはこの接触を検証した結果、レイを3位としました。(※その後ペナルティーで4位、スーパーポールレース最後尾スタートとなっています。)

WSBKクラス レースでの使用タイヤ

レース1ではフロントタイヤにはスタンダードSC1の125/70サイズ(オプションA)が最も選ばれ、19人中11人がこれを使用しました。ジョナサン・レイとアルヴァロ・バウティスタはX1071 SC2デベロップメントタイヤを選択。レイテルバーガーはX1118 SC2デベロップメントタイヤを使用しています。

リアタイヤは19人中15人が新型のX1351 SC0デベロップメントメントタイヤを使用。スタンダードSCはマイケル・ファン・デル・マーク、アレックス・ロウズ、リナルディ、デルビアンコなどが使用しています。

(Source: Pirelli)

(Photo courtesy of Pirelli)