土曜午後の予選Q1に臨んだNTS RW Racing GPのボ・ベンスナイダーは、セッション最速タイムを記録しました。その勢いを駆って次のQ2へ進出し、明日午後のMoto2クラス決勝に向け14番グリッドを確保しました。チームメイトのスティーヴン・オデンダールはQ1で13番手を記録。27番グリッドからのスタートとなり、決勝レースでの捲土重来を狙っています。
ベンスナイダーは、土曜の走行でも昨日来の好調さをキープしました。予選Q1では、開始直後から速さを発揮して戦闘力の高いラップタイムを記録。そして、その直後に自己ベスト記録を更新し、1分44秒662のセッション最速タイムに到達しました。引き続き上位選手で行われるQ2に進出したベンスナイダーは、このセッションで1分44秒808にとどまりましたが、それでも5列目14番手を獲得するには充分な内容の走りでした。
この大会からNTSの開発した新パーツを投入しているベンスナイダーは、その優位性を存分に発揮。また、フェアリングを一新していることも、彼の好調な走りの要因になっています。「これらのニューパーツはマシン面での改良という点に加え、ライダーに自信を与えるという面でも大きな進歩といえるでしょう」と、NTS RW Racing GPのチームマネージャー、ヤルノ・ヤンセンは力強い口調で話しました。「今日のボは、予選で素晴らしい走りを披露して、決勝に向けていいグリッドを確保してくれました。スティーヴンは、やや厳しい内容になりましたが、彼が苦戦を強いられた原因はこれからのミーティングでしっかりと究明をします」日曜のカタルーニャGPMoto2クラス決勝レースは現地時間午後12時20分(日本時間午後7時20分)にスタート。全22周で争われます。
ボ・ベンスナイダー選手コメント
(予選14番手:1分44秒808)
「今日の予選では、とてもいい走りをできたのでハッピーだよ。午前のFP3後にフロント回りを見直したことが効果を発揮して、大幅にラップタイムを詰めることができた。この部分がよくなったことで、自信を持ってコーナーに入っていけるし、それが特にコース後半セクションのタイムアップにつながった。Q1からQ2でラップタイムを詰めることができなかったのは、Q1で使ったものと同じタイヤを明日の決勝にとっておくために、Q2では違うタイヤを使わなければならなかったからなんだ。フィーリングは上々だから、明日の決勝レースが楽しみだね」
スティーヴン・オデンダール選手コメント
(予選27番手:1分45秒545)
「Q1は自信を持って臨んだんだけど、思いどおりの走りをできなかった。この位置からのスタートだと、明日は良いリザルトを得るために一気にポジションアップを狙う必要がありそうだ。今日はうまく噛み合わなかったのでとても悔しいけど、明日の決勝レースで挽回してみせるよ。いいリザルト得られそうな感触があるんだ」
(Source: NTS)
(Photo courtesy of NTS)