第7戦カタルーニャGP決勝レースで、NTS RW Racingは厳しいレースを強いられました。難しい展開の戦いでしたが、それでもボ・ベンスナイダーは18位、スティーヴン・オデンダールは22位で完走のチェッカーフラッグを受けました。

現地時間午後12時20分(日本時間午後7時20分)にスタートしたレースでオデンダールはスタートをうまく決め、27番グリッドから20番手へ一気にポジションアップしました。しかし、午前のウォームアップ走行時に転倒を喫してしまったことが、結果的にレースに響いてしまいました。一方、ベンスナイダーは14番グリッドからのスタートでしたが、オープニングラップで順位を落とし、そこからのポジション回復に手こずってしまいました。

「今日のレースは両選手と我々チームの全員にとって、非常に不本意な結果になりました」と、NTS RW Racing GPのチーム監督ヤルノ・ヤンセンは悔しそうな表情で振り返りました。「今回はもっといいリザルトを得られると思っていただけに、残念な結果です。ボはスターティンググリッドが良かったので、いい結果を期待していたのですが、後方集団に呑み込まれてしまいました。ラップタイムが前の選手たちと互角だったため、そこから順位を回復してゆくことは困難な状況でした。次戦の会場アッセンは我々のホームコースなので、好結果を目指して全力で戦います。選手とチーム、そしてスタッフ全員が一丸となって、自分たちの実力を存分に発揮する所存です」

ボ・ベンスナイダー選手コメント

(決勝レース:18位完走)
「今日のレースは本当に残念な結果になってしまった。今日のレースでは、昨日の予選のときに良く機能したセットアップで走り出したのに、コーナー立ち上がりで特に苦しい走りを強いられてしまった。タイヤのスピニングも昨日より激しく、1周あたり0.3秒ほど昨日より遅かったので、ポイント圏内に届かなかった。チームのがんばりにレース結果でお返ししたいと思っていただけに、それを実現できなくてとても悔しい。ただ、予選でいい前進を見せることができたのは、今回のレースウィークの収穫だと思う。火曜にここバルセロナでテストを実施するので、その機会を利用してセットアップに磨きをかけたい」

スティーヴン・オデンダール選手コメント

(決勝レース:22位完走)
「スタートは良かったけれども、レース全体としてはいい結果にならなかった。いいリザルトを獲得するつもりでいただけに、残念でしかたない。がんばってくれたチームに対して本当に申し訳ない思いだ」

(Source: NTS)

(Photo courtesy of NTS)