マーべリック・ビニャーレスはアッセンからM1の戦闘力を発揮する方法を見つけた印象を受けますが、ロッシは現在もまだ苦戦中です。結局大きな改善が見られることなくシーズン前半が終わってしまう形となり、シーズン後半から戦闘力がしっかりと発揮出来るか疑問が残ります。レース当日は気温が下がりヤマハには優位かと思いきや、こうした状況でも苦戦してしまうあたり、ヤマハの苦悩は続きそうです。

バレンティーノ・ロッシ

「厳しいレースでした。満足はしていません。最初の問題はタイヤで、ミシュランの技術派がハードでは完走は難しいと語っていたのでミディアムを使用しました。しかしスライドが多発し、グリップを発揮しませんでした。次にアッセンでは戦闘力を感じたので、ここでも同様のフィーリングを確認しようと思ったのですがそれが感じられず、バイクのフィーリングが良くなかったんです。昨年はこの時点でしっかりと戦闘力があったんですが、今年はそれがありません。ル・マンからザクセンリンクで良いレースが出来ていたのですが、今年は状況は更に難しくなっています。何が起きているのかを理解する必要があります。バイクのフィーリングも良くないですし、自分達が望んだようなスピードもないんです。」

(Source: yamaha-racing)

(Photo courtesy of michelin)