シーズン前半にもリアグリップの問題を抱えていたロッシだが、今年は結局この問題を解決することが出来ずにシーズンを終えることとなった。このあたりの解決が進まないことと、テストチームの状況が安定しないことは少なからず関係しているだろう。来年でいよいよ現役生活最後の1年となるかどうかについては、シーズン前半のパフォーマンス次第で決めることになるはずだ。

バレンティーノ・ロッシ

「気温よりもリアグリップに苦戦しました。これは今年前半にも起きていた問題で、数周するとリアグリップが無くなってしまうんです。これによってスローダウンせざるを得なくなってしまうんですよ。後半戦はこの問題を常に抱えていて、結局解決することが出来ずに終わりました。今日もほぼ同じ状況で、火曜からしっかりと作業を行う必要があります。」

「バレンシアとヘレスで重要なテストがありますからね。素晴らしい天候の中で改善作業を進めたいと思います。ヤマハから新しいパーツも届きます。チームにも新しいクルーチーフを迎えます。どうやって作業を進めていくかを理解する上でも重要なテストとなります。来年は力強く戻ってきたいですね。」

(Source: yamaha-racing)

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