他のヤマハと比較しても序盤からリアタイヤのグリップに問題が発生してしまったと語るロッシ。マルケス、ドヴィツィオーゾがレース後に語っていたように、ミシュランの場合、ハードだから最後まで保つわけでも、ソフトだからすぐに摩耗してしまうわけでもないようで、コンディションとバイク、ライディングスタイルのマッチングが重要となるようだ。

バレンティーノ・ロッシ

「ブルノで表彰台獲得は難しいと思っていました。昨日の時点で自分よりも速い選手が4名もいましたから。ただ今日に関しては数周走ったあとにスローダウンする必要があったので状況はさらに良くなかったですね。グリップが感じられずタイヤへの適合に問題があったように感じます。シルバーストーンに状況は似ていて、タイヤ自体の問題ではなくバイク側の問題です。」

「リアのグリップに関していつも苦戦していて、タイヤへのダメージが多くなってしまうんです。ですからレースの終盤で非常に難しい状況になるんですよ。リアにハードを履いた選手は何かしら問題を抱えていたんじゃないでしょうか。これは他のヤマハに関しても言えることで、レース終盤に問題が大きかったと言えます。自分の場合はもっと早めに問題が出てしまったんです。でもソフトを履いていたらマシだったかというのはわかりません。練習走行ではソフトはヤマハのバイクには合わない感触があったんですよね。」

(Source: yamaha-racing)

(Photo courtesy of michelin)