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SBK メランドリが引退を決断 「今まで素晴らしい道のりだった。楽しいと感じられている間に辞めたい。」

GRTヤマハからWSBKに参戦しているマルコ・メランドリが、WSBK最終戦のカタールGPでの引退を発表しました。メランドリは15歳で1998年に世界戦に参戦。アッセンで遂げた勝利はグランプリレースにおける史上最年少記録となり、その後10年破られることはありませんでした。世界戦デビューシーズンを年間3位で終えたメランドリは、翌年5勝するものの、125ccのチャンピオンシップ優勝を僅か1ポイントで逃しました。

250cc時代には2002年に9勝しチャンピオンシップを獲得、MotoGPに参戦すると、2005年に最後の2戦で優勝。ロッシに続いてランキング2位でシーズンを終えます。2011年にメランドリはWSBKに参戦。デビューイヤーにR1で4勝、ランキング2位でシーズンを終えます。今までにメランドリはWSBKクラス累計で75ポイントを獲得、22勝しており、WSBKの中でも最も成功を収めたライダーの1人です。

マルコ・メランドリ

引退するというのは実に難しい決断でした。イモラ戦の前からずっと考えていて、2019年で終わりにしようと決断しました。まだ戦闘力は高いですし、今が丁度辞める時だと感じました。周囲の環境が厳しくなり、レースを楽しめなくなるのを待つのではなく、レースが楽しいと感じられている間に辞めるのが良いと思ったんです。」

引退を決めてから肩の荷が降りたように感じます。今年が自分の最後の年だと皆わかっているわけで、自分自身も今まで以上にプッシュしていこうと、高いモチベーションを感じています。ある部分は自分のためですが、自分に信頼を寄せてくれたヤマハ、GRTヤマハチームのために良い結果を得たいと思います。今年は今のところ厳しいシーズンですが、彼らが自分自身のポテンシャル気づかせてくれました。彼らはけして諦めませんでしたし、自分の世界戦での経験が、WSBKに初参戦したこのチームの助けとなったのであればと思っています。」

チームと共に最後のシーズンを戦うのが楽しみですし、全力を尽くして、毎周を予選のように攻め、この素晴らしいチームに最高の結果を持ち帰りたいですね。その先は新しい何かをしたいと思います。今まで本当に素晴らしい道のりでした。今までのキャリアを通じて出会った全ての人に感謝を述べたいと思います。

(Source: yamaha-racing)

(Photo courtesy of michelin)

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