SBK第9戦アメリカ・ラウンドのレース2で、デイビスがパニガーレV4 Rで初優勝、バウティスタはクラッシュして2レース共にリタイア

2019スーパーバイク世界選手権(SBK)第9戦のスーパーポール・レースとレース2が、7月14日に米国カリフォルニア州のウェザーテック・レースウェイ・ラグナ・セカで開催された。Aruba.it Racing – Ducatiチームのチャズ・デイビスは、午後に開催されたレース2で、2018年のアラゴン以来15カ月振りに優勝して、表彰台の頂点に立った。午前中に開催されたスーパーポール・レースで2位に入り、記念すべきSBK 200戦目に華を添えた32歳のイギリス人ライダーは、レース2ではスタートからフィニッシュまで圧倒的なパフォーマンスを見せ、ライバルのジョナサン・レイ(カワサキ)に3秒以上の差をつけて、SBK通算30勝目を挙げた。

チームメイトのアルバロ・バウティスタにとっては、不運な週末となった。レッドフラッグのため10周から8周に短縮されたスーパーポール・レースで、この34歳のスペイン人ライダーは、トルコ人ライダーのトプラク・ラツカトリィオグル(カワサキ)と接触し、その後のターン2でクラッシュして左肩の靭帯を損傷してしまう。バウティスタは、サーキットのメディカル・スタッフの診断を受けて許可を得た上で、レース2のスターティング・グリッドに並んだが、左肩に力が入らず、痛みもある状態だったため、オープニングラップ終了後にピットに戻り、リタイアとなった。

第9戦のレース1とスーパーポール・レースで2位に入り、レース2で優勝したデイビスは、チャンピオンシップ・ポイントを184に伸ばし、ライダーズ・ランキング7位へ浮上した。今回のラウンドでポイントを獲得できなかったバウティスタは、合計352ポイントでランキング2位をキープしている。第10戦は、約2か月後の9月6日~8日に、ポルトガルのアルガルベ・インターナショナル・サーキットで開催される。

ドゥカティは、2週間前に開催されたパイクスピーク・インターナショナル・ヒルクライムで起きた悲劇的な事故で命を落としたアメリカ人ライダーのカーリン・ダン選手を追悼するため、金曜日にペブル・ビーチで発表されたパニガーレV4 25°アニバーサリオ916のシリアルナンバー005/500が刻印されたモーターサイクルをオークションに出品することを決定した。デイビスも、優勝したレース2で彼が着用していたレザースーツ一式を、追加でオークションに出品することを決めた。このスーツには、ニューモデルの発表を記念して特別なカラーリングが施されている。

チャズ・デイビス(Aruba.it Racing – Ducatiチーム #7)

2位/1位
「これまで本当に厳しいシーズンを過ごしてきたので、今回のレースで優勝した意味は大きい。前回優勝したのは約1年半前で、この先また優勝できるのだろうかという思いもあった。それでも地道に努力を重ね、ハードワークを続けていれば、いつかは結果となって現れるということが今日のレースで証明された。チームは素晴らしい仕事をして、ついに僕たちはそれをやり遂げた。特に金曜日のFP1セッションで、マシンのセットアップを大幅に変更したことが功を奏した。レース1でジョニー(ジョナサン・レイ)のペースはコンスタントに速かったのに対し、僕のマシンはタイヤ選択に失敗したため、正直なところ、レース2で勝てるという確信はなかった。レース2で選択したタイヤでどの程度の違いが出るのか、よく分からなかった。サマーブレイクに入る前にこのような結果を出すことができて本当に嬉しい。今日は、チーム全員でお祝いをするつもりだ!」

アルバロ・バウティスタ(Aruba.it Racing – Ducatiチーム #19)

リタイア/リタイア
「今日起こったことは、本当に悔しい気持ちで一杯だ。スーパーポール・レースのターン1で、ラツカトリィオグルに完全に走行ラインを塞がれ、どうすることもできない状態で、僕のフロントタイヤと彼のリアタイヤが接触してしまった。そのため、クラッシュして左肩を痛め、今日の2つのレースが台無しになってしまった。メディカル・センターに搬送されてレントゲンを撮った結果、骨折はしていなかったため、医師からはレース2に出ても良いという許可を得た。しかし、最初の1周を走った時点で、左肩の痛みが激しく、左腕にまったく力が入らず、左手のサムブレーキを操作することができなかったためピットに入った。マシンのセットアップは順調に進んで、戦闘力も高まっていたので本当に残念だが、いずれにしても、この困難な時期を乗り越えるしかない。いつも通りに仕事を続けていれば、これまで以上に強くなって、さらに勝利を積み重ねることができると確信している。ヨーロッパに戻ったら、左肩の靭帯のさらに詳しい診察を受けるつもりだ。負傷したのが、2カ月間の休みの前で幸運だった。次のレースまでには、全快できる十分な時間がある」

(Source: Ducati)

(Photo courtesy of Ducati)