スズキの佐原氏はシーズン前半を振り返って、バイクの進化、ライダーとのマッチングも含めて満足していると語る。ベストハンドリングマシンとの呼び声も高いスズキのGSX-RR。今後はさらなるエンジンパワーを手に入れればさらなる飛躍が出来るか。

佐原 伸一

「シーズン前半を振り返って、バイクの昨年からの改善度合いには満足です。ライダーとのマッチングに関しても良いと言えるでしょう。リンスは不要な転倒もありましたが、ライダーというものは時にアグレッシブになってしまうものです。それも含めて結果には満足と言えます。」

「サテライトチームに関しては未だに検討フェーズを脱していません。来年サテライトチームを持つということは間違いなくない選択肢ですが、2021年以降はどうするかを検討する必要があります。」

「新しいレギュレーションに関しては、今後エンジンのシーズン中の開発など許可されれば新しい技術の投入も可能かもしれません。スズキは過去にV4を開発、現在は直列4気筒ですのでV4のメリット、デメリットを理解しています。しかし現時点の直4の良さはありますし、何よりもバランスが取れていますから、今後もエンジンは直列4気筒でいくでしょう。」

「電動バイクはエンジニアリングという観点では面白いです。しかし現時点ではまだレースをするには時期尚早でしょう。将来的に検討していきたいと思います。」

(Source: suzuki-racing)

(Photo courtesy of michelin)