MotoGP2019 Ducati ダヴィデ・バラーナ「コーナリング性能の改善は必要だが、Ducatiの強みを忘れてはいけない」

Ducatiのテクニカルディレクターであるダヴィデ・バラーナは、今年に入ってのホンダのエンジンパフォーマンス、加速性能の向上をライバルとして認識しており、マルケスとの差は引き続き大きいと語る。ホンダと異なり、ドヴィツィオーゾ、ペトルッチ、ミラーと様々なライダーが結果を出しているのは嬉しい結果だろうが、「ライダーとしてMotoGPクラスで飛び抜けた速さを持つマルケスを倒すには、デスモセディチはRC213Vを超える性能を持ったバイク」である必要がある。これを2020年に用意出来るだろうか。

ダヴィデ・バラーナ

ホンダは今年おそらくエンジンの出力が向上したことで加速が向上していますが、エアロダイナミクスなどそれ以外の部分も改善されています。Ducatiは様々なライダーでスピードを発揮していますが、マルケスとの差は大きいままです。特にコーナリングパフォーマンスに関して改善が必要でしょう。」

コーナリングの改善は進める必要がありますが、しかし同時にDucatiの本来の強みを忘れてはいけません。開発というのは1つに集中してしまうと他を忘れてしまうものです。そしてコーナリングパフォーマンスの改善には長い時間がかかると見ています。」

「Ducatiは元々エンジンの開発に強みを持っています。ですからエンジンの開発と比べると、シャーシの開発に関しては開発が遅れていると見られる場合があるかもしれません。確かにエンジンの開発のほうがDucatiにとっては容易だという側面はあるかもしれませんしね。」

「エアロダイナミクスに関しては2015年から継続して開発をしていますが、年々制約が増えています。しかしこの技術に関してはパニガーレなどのプロダクションバイクにも展開しています。」

Ducatiは先進的だと言われますが、そういった開発をしたいと思っているわけではなく、Ducatiの開発のアプローチが結果的にそういった評価を得ているんです。Ducatiは前例がないとか、不可能といった言い方はしません。外観上わからないような変更も多数あるんです。」

「ブルノではドヴィツィオーゾがマルケスがハードブレーキングするとついていけないと話していましたが、こういった問題はトラックによるもので、本来はブレーキング安定性はDucatiの強みです。毎回100%強みを発揮出来るというわけではないんですよ。」

(Source: Ducati)

(Photo courtesy of michelin)