中上 貴晶が日本GP以降の今シーズン残り3戦を手術のために欠場するため、LCRホンダ出光チームは、ヨハン・ザルコをオーストラリア、マレーシア、バレンシアで起用する。ヨハン・ザルコはルチオ・チェッキネロからのオファーを受け、出光カラーのRC213Vを操縦することとなる。

ルチオ・チェッキネロ

「残り3戦を欠場することになる中上には申し訳なく思います。しかしこのスポーツと怪我は表裏一体です。HRCの桒田さん、チームマネージャーのアルベルト・プーチに、代役としてヨハン・ザルコを起用するアイディアを伝えたところ快諾してもらえました。ザルコに連絡したところ、彼はすぐさま興味を示してくれ、バレンシアで終了するこのプロジェクトを共に進めてきました。我々の側からは優れた才能とプロフェッショナリズムをキャリアを通じて見せてきたヨハンを全力でサポートしていきたいと思います。」

ヨハン・ザルコ

「LCRホンダのバイクでシーズン最後に走れるなんて素晴らしい機会です。このチャンスに感謝し、全力を尽くして良い結果を出したいと願っています。しばらくMotoGPバイクでレースが出来るのはお預けになるでしょうからね。同時に自分をリリースしてくれたKTMにも感謝しています。おかげホンダのバイクをライディングすることが出来ます。何が出来るかまだわかりませんが、フィリップアイランドは大好きなトラックです。高速でフィーリングは良いと思います。目標は良い位置でライディングすること、以前感じていたポジティブなフィーリングを取り戻すことです。」

(Source: LCR Honda)

(Photo courtesy of LCR Honda)