ミシュランはMotoGPシーズンの中で最も忙しい3連戦に挑みます。今週末はオーストラリア、マレーシアと続く3連戦の初戦となる日本GPが開催されるツインリンクもてぎへと向かうのです。

これからの3戦ではタイヤに対して様々な異なる要求が突きつけられます。今週末のもてぎでは、ハードブレーキングエリアと強烈な加速エリアが存在し、路面の攻撃性も中程度のトラックとなります。トラックレイアウトは全長4,801mとなり、4つの長いストレートがあることから、タイヤのセンターがよく使用されます。

しかし高速コーナーが少ないことから、リアタイヤには他のトラックほどのストレスはかかりません。コーナー数は左が6、右が8となります。優れたブレーキングスタビリティー、素早く温まりパフォーマンスを発揮することが求められます。これらの要素を考慮に入れて、耐久性とコンスタントな性能を24周に渡って発揮するMICHELIN Power Slicksが選択されています。フロントタイヤはソフト、ミディアム、ハードコンパウンドの左右対称タイヤとなり、リアはタイヤ右側が硬めの左右非対称タイヤが用意されます。

北関東の水戸と宇都宮の間に位置するツインリンクもてぎは、栃木県芳賀郡にあり、ロードレースサーキット、オーバルコース、ライディングスクール、ダートトラック、ゴーカート、ホンダコレクションホールなどが集約されています。サーキット周辺は森林エリアとなっており、霧、雨などが多く、こうしたコンディションに対応するため、MICHELIN Power Rainタイヤも使用可能となっています。コンパウンドは前後にソフト、ミディアムが用意され、フロントは左右対称、リアは左右非対称となります。

ミシュランにとって3週連続のレースのスタートは今週金曜日の練習走行から開始となります。土曜日は練習走行の後に日曜のスターティンググリッドを決定する予選が開催されます。MotoGP第16戦 日本GPは日曜日の15時より決勝レースがスタートとなります。

2輪モータースポーツグループ・マネージャー:ピエロ・タラマッソ

「4連続でのレースの中における2戦目、そして太平洋エリアでの3週連続レースの開幕戦となります。ロジスティクス、非常に異なるサーキットということで年間の中でもチャレンジングな時期です。もてぎはフロントに安定性が求められるサーキットで、特に90度コーナーが有名です。しかし低速コーナーからの立ち上がりでは、常にリアのグリップが重要となります。今回はこれらの要求を満たすタイヤ、ライダーにコーナーをハードに攻める自信を与えるつつ、コントローラブルなタイヤをセレクトしています。2017年同様に雨天のレースとなる可能性もありますが、レインタイヤがしっかり機能することはわかっていますから、最高のパフォーマンスを発揮出来ることは間違いないでしょう。」

(Source: michelin)

(Photo courtesy of michelin)