タイではトラックの作りに苦戦したドヴィツィオーゾだが、もてぎはDucatiが得意とするストップ&ゴーのトラックだ。ドヴィツィオーゾ自身もストップ&ゴーの走り方が自分のスタイルだと語っており、今のMotoGPではバイクとライダーのスタイルが合っていないと、トップレベルで走るのは難しいのだと感じさせる。
アンドレア・ドヴィツィオーゾ
「タイでは最後の2つのセクターの改善を進めようとしていましたが、それが出来ずに終わりました。前半のセクターではDucatiの加速を活かすことが出来ていたんですけどね。前半セクターもけして遅いわけではなかったんですが、前のライダー達についていくことが出来ませんでした。スタートは良くて4位でマーべリックについていくチャンスがあったものの、それが出来なかったんです。」
「残念ですがこれが現実ですから改善を続けていくことが必要です。コーナーの旋回性、パフォーマンスを改善する必要があるんです。タイヤもそうですが、特にトラックの作りによって結果が左右されます。例えばここでは良いレースが出来ていますしね。こういったストップ&ゴーの作りは得意なんですが、コーナリングスピードを維持して走るようなトラックは苦手なんです。」
「ですから、タイでは結果に関してそこまで驚きはありませんでしたが残念でした。これから4戦あってヤマハも強いですから気をつける必要がありますが、チャンピオンシップで2位を獲得することが重要です。」
「250cc時代のバイクはシャーシがものすごく良くて、ブレーキングが強かったんです。自分はその当時の走り方を自分のスタイルとしていて、当時からストップ&ゴーのトラックが得意だったんです。そしてDucatiもそうした走りが得意です。ですからもてぎで戦闘力を発揮出来ているんでしょう。」
(Source: Ducati)
(Photo courtesy of michelin)