中上の代役として、ヨハン・ザルコがオーストラリア、マレーシア、バレンシアをLCRホンダで戦うことが発表された。ここで良い感触があれば、ホンダは結果の出ないロレンソとの途中交代も検討か?などと言われていたが、ザルコ自体もホンダから今回のスポット参戦以上の期待はしないほうがいいと言われているとのこと。
ロレンソにとってはまたスピードのあるライダーが増えて厄介ごとが増えるだけではあるが、ロレンソ同様にスムーズなライディングのザルコが、よりライダーフレンドリーだったと言われる2018年型のRC213Vで結果を出せれば、ロレンソのようなライディングスタイルのライダーが結果を出すには、2018年型寄りのバイクが2020年には必要だということの証明にもなる。
ホルへ・ロレンソ
「ザルコがLCRで走ることに関しては、そこにポジションがあってザルコもレースをしたいと思っていたわけですから自然な流れと言えるでしょう。あくまでLCRとホンダの話で自分は詳細はわかりません。彼はKTMと異なるバイクでレースするわけですから簡単ではないでしょう。しかし、彼のモチベーションとレースにかける気持ちを考えると、彼は自分が何が出来るか証明したいと思っていることでしょうね。」
「ザルコはMotoGPクラスでポールポジション獲得、レースで優勝出来る可能性を示していますから、彼がバイクに良い感触を得ればスピードを発揮することが出来るでしょう。彼は自分達と異なりレースから遠ざかっています。初めての優勝が最高に嬉しいように、レースから遠ざかっているととにかくレースがしたいと感じるものです。レギュラーライダーと比較して彼が次回のレース機会を待ち望んでいることは確かでしょう。」
(Source: HRC)
(Photo courtesy of michelin)