KTMの2020年のシートを巡ってはヨハン・ザルコが途中で契約を破棄したこともあり、1シート空いている状況だ。しかしドイツのSpeedweek.comが伝えるところによるとイケル・レクオーナがザルコのシートを射止めたとされている。
2020年のシートについては、そもそも多くの有力ライダーの契約が満了して新たに契約を結び直す2021年までの1年限定のシートと言え、2020年のKTMのファクトリーシートを得たところで、2021年に繋がる保証はない。
そうした事を加味しても、現在ヨハン・ザルコの代役として参戦しているテストライダーのミカ・カリオが2020年に1年間参戦し、2021年から新たなライダーが加入する見立てが強い。
イケル・レクオーナは現在19歳で、昨年バレンシアのウェットレースでグランプリレース初表彰台を獲得、今年はタイでドライコンディションの中、3位を獲得している。
しかし、レクオーナはRED BULL KTM AJO MOTO2と2020年の契約を結んでいるため、彼がMotoGPに参戦するとなると、KTMはMoto2でレクオーナの代役を探すことになる。なお、KTMから正式なリリースは今のところ出ていない。
(Photo courtesy of KTM)