Ducati契約のもと、Avintiaで2020年にMotoGPに参戦することが決まったヨハン・ザルコは、来年Ducatiのマシンでトップ7を目指す。

GP19に初めて乗るのは2月のセパンテストからとなるが、あれこれと新しいパーツが投入され、バイクとして未完成だったRed Bull KTMファクトリーレーシングと異なり、1年型落ちのGP19で新しいパーツ投入もさほど期待出来ないサテライトチームという環境で、じっくりとデスモセディチGPと向き合うことで、Ducatiライダーとしての開花を期待したい。

ホンダで走ったことで全て上手くいくと思えた

ヨハン・ザルコ

「8月にKTMとの契約を破棄すると決めた時、何もプランはなかったんです。その後ホンダで中上の代わりに走るというチャンスが舞い込んできました。ホルヘがバレンシアで引退を発表した時、ホンダで走るチャンスがあるかもしれないと思っていましたが、その後色々な事が起きてチャンスが無くなってしまったんです。」

月曜日にDucatiから話がしたいと連絡があり、Ducatiに口説き落とされた形です。Ducatiが言うにはAvintiaは全く違う体制に生まれ変わるということで、自分にとってもDucatiでトップ7、トップ10を争うというチャンスをものにしたわけです。そしてその先にさらに素晴らしいバイクでの参戦の可能性があるわけで、表彰台が獲得出来たりしたら尚良いですよね。」
ヨハン・ザルコ
「全てのレースでトップ7、トップ10を獲得するのが来年の目標ですが、ホンダで走ったことでいろいろな疑いが消えました。良いフィーリングを得られたこと、チームも自分のアプローチに満足してくれたことで、全ては上手くいくはずと思えました。Ducatiは良いバイクだと思いますし、技術面でも仕事においても安定感を感じられることで、自分はライディングに集中し、トップライダーとしてのフィーリングを見つけることが出来るでしょう。」

(Source: www.johannzarco.fr)

(Photo courtesy of michelin)