レッドブルKTM ファクトリーレーシングチーム 2020年のダカール・ラリーに向けて準備は万端

KTMレッドブル・ファクトリーレーシングチーム 2020年のダカール・ラリーに向けて準備は万端

レッドブルKTM ファクトリーレーシングチームにとって2019年は素晴らしい形となり、トビー・プライスがダカール・ラリーで総合優勝、チームメイトのマティアス・ウォークナー、サム・サンダーランが総合2位、3位を獲得。サンダーランドはFIMクロスカントリーラリー世界選手権で優勝、ルチアーノ・ベナヴィデスがジュニアタイトルを獲得している。

2020年のダカール・ラリーは開催地を初めてサウジアラビアに移して開催される。ステージ数は合計12で全長8,000km近く、地形、ナビゲーション、求められる走行距離にしても選手達にとって新しい挑戦となる。5つのステージでは合計450km超えとなるSS区間を含み、レース全体の75%は砂地の上で開催される。中東で初開催となるレースは、今までで最も過酷なレースになるかもしれない。

新天地でのレースとなるダカールでタイトル防衛に挑むプライス

トビー・プライスは2019年に手首を負傷しながら優勝、その後負傷部分の治療のために手術を受けている。その後開催されたAtacamaラリーでレースに復帰、4位を獲得している。10月のモロッコラリーでは素晴らしいスピードを発揮、今年1月のレースではタイトル防衛を狙う。
トビー・プライス

トビー・プライス

「2019年のダカール・ラリーで優勝出来たのは夢のようでしたが、手首の怪我もあったものの自分もチームも懸命に努力をしました。レースの中で手首の怪我は悪化してしまい、再び手術を受ける必要があり骨の移植も必要でした。」

「シーズン前半は回復に時間を使いましたが、Atacamaラリーに出場した時に良いフィーリングがあり、それ以降良い形でレースを続けています。ダカールのテストは良い出来で、いつもどおりチームはバイクに素晴らしい形で手を加えてくれました。とりわけサスペンションに関して良い仕事をしてくれましたね。」

「2020年のダカールは全く異なるレースとなります。皆にとって新しいレースとなりますから、同じレベルでのスタートとなります。これはスポーツにとっては良いことでしょう。新しいレースとなりますから、この新しいチャレンジに興奮しています。」

砂地でのレースが75%のダカール・ラリー2020で、砂丘スペシャリストのサンダーランドは優勝候補

サム・サンダーランドの2019年シーズンは、ダカール・ラリーからFIMクロスカントリーラリー世界選手権に参戦、序盤2戦を席巻し、チリで2位を獲得、残り1戦を残して選手権でタイトル獲得を決めた。砂丘スペシャリストの異名を持つ彼は、2020年のダカール・ラリーにおいて優勝候補とみなされている。
サム・サンダーランド

サム・サンダーランド

「今年のダカールには自信があります。昨年のレースの内容、3位という結果、そして世界選手権でのタイトル獲得は大きな自信となります。チーム、そしてバイクも素晴らしかったですし、レースには万全の体調で挑むことが出来ると思います。新しい挑戦を楽しみにしていますし、皆にとって新しいレースとなるでしょう。これはダカールの精神を表していると思っています。参加者が皆新しいレースに挑む形となり、皆がこの新しい挑戦を乗り越える必要があるんです。ルートは非常にタフですが、ベストを尽くしてレースに挑みたいと思います。」

2019年に足首を骨折したウォークナーにとって、2020年は新たなチャレンジ

2019年のダカール・ラリーで怪我を抱えたまま2位を獲得したマティアス・ウォークナーはレース後に手術が必要で、回復に時間を必要とした。世界選手権の最後の2戦でスピードを回復した彼は、2018年のダカールチャンピオンでもあり、2020年のレースに向けてテストに時間をかけていた。
マティアス・ウォークナー

マティアス・ウォークナー

「前回のダカールは非常にタフな戦いでした。2位を獲得出来たのは素晴らしかったものの、4日目に足首を骨折していたので、それ以降のレースは本当にチャレンジングでした。幸運にもレースを完走出来ましたが、回復は長いプロセスでした。怪我以降してきたトレーニングが大きな助けになりましたし、出来る限り長い時間バイクに乗るようにしてきましたので、間違いなくこの新しいチャレンジに向けて準備が出来ています。テストは良い形で進んでいましたし、フィットネスとバイクのフィーリングだけでなく、ナビゲーションに関しても良いテストが出来たと思います。今回のダカールではナビゲーションが非常に重要になると思いますからね。」

ジュニア・クロスカントリーラリー世界選手権タイトル獲得で勢いに乗るベナヴィデス

ルチアーノ・ベナヴィデスは2019年ダカールでTOP10で完走、多くの経験を得ている。2019年シーズンに素晴らしい成長を見せた彼は、ジュニア・クロスカントリーラリー世界選手権でタイトルを獲得。この結果を今年のダカールに繋げたい。
ルチアーノ・ベナヴィデス

ルチアーノ・ベナヴィデス

「2019年は自分のキャリアの中で最高の1年でした。前回のダカールで8位、ジュニアタイトルを獲得出来たのは最高でした。こうした素晴らしい2019年の後に2020年を楽しみにしています。昨年大きな経験が出来ましたし、この経験をテストで活かせるのが楽しみです。自分にとってのダカールは他のいかなるレースとも異なります。毎日新たな気持ちで挑む必要があり、全てのステージを1つのレースだと思って挑む必要があります。全体のタイムに関してはあまり心配していません。一番重要なのはレースを安全に終えること、自分に出来る限りのベストを尽くすことなんです。」

2020年のダカール・ラリーはサウジアラビアのJeddahにおいて1月5日からスタートとなる。12のステージは全長7,856kmで、5,097kmはSS区間となる。マラソンステージは2つで、すべてのチームのレストデイ(休息日)は1月11日だ。

(Source: KTM)

(Photo courtesy of KTM)