The Red Bull KTM ファクトリーレーシングチームのマティアス・ウォークナー、トビー・プライス、サム・サンダーランド、ルチアーノ・ベナビデス達は2019年のダカールラリーの舞台であるペルーに到着しました。ライア・サンズとマリオ・パトラオをあわせた6名のライダー達は、KTMのダカールラリー18連覇を狙っています。金曜にはシェイクダウンが行われ、ライダー達はKTM450Rallyの最終調整を行いました。これはペルーの砂丘ステージで要求される柔らかい砂のステージに対応するためです。

1月7日月曜に第41回、331kmのダカールラリーのオープニングステージのレースがスタートします。ライダー達は首都のLimaからPiscoを目指すことになります。オープニングステージには84kmの短いSS区間が設けられ、ライダー達はペルーの砂丘のコンディションをその目で確かめることになるでしょう。その後レースはステージ10まで続き、ゴールのリマに戻り全体のレースは終了しますが、この時のレース全長は5,500kmに及びます。なおレースのSS区間の全長は約3,000kmとなります。

マティアス・ウォークナー

「いい気分でイベントに向かうことが出来ています。クリスマスで少し体調を崩しましたがレースにはしっかりと体調を整えて挑むことが出来るでしょう。今のところ準備はしっかり出来ており、バイクにゼッケン1を掲げて走るのが楽しみです。このゼッケンを背負って走ることでプレッシャーよりもモチベーションを得ることが出来るでしょうね。このレースで優勝したことがないライダーのほうがプレッシャーは大きいでしょう。今年のダカールは明らかに異なったものになります。いつもは色々な路面が好きなのですが、10日間のラリーで良い結果を出したいと願っています。」

トビー・プライス

「リマで良い事が起きる気がしています。チームもこのイベントに備えてしっかりと準備をしてきました。良い気分でレースに挑むことが出来ます。腕は100%とは言えませんが、レースの中で問題になることはないでしょう。レースは実際にどうなるかは走ってみるまでわかりません。砂丘でのラリーは常に後ろから追う側のほうが有利ですから、フロント走って差をつけるのは難しいでしょう。ただ砂丘でのナビゲーションは非常にトリッキーになりえます。正直砂丘ステージで走るのは楽しみなんです。砂丘は得意ですし、腕にかかる負担も優しいでしょう。」

サム・サンダーランド

「レースに向けて非常に良い準備が出来ました。しっかりと準備が出来ていると感じますね。多くの距離を走ることになりますが、何が出来るか楽しみにしています。戦略が非常に重要になりますが、砂丘のステージではしっかりとしたスタートポジションからレースをすることも重要です。ペルーの砂丘は世界中の中でもライディングが難しいエリアです。明るい色の砂はしっかりと路面状況を把握するのが難しいことがあるんです。特に日が高いうちはそうですよね。ナビゲーションがトリッキーになるでしょうから、正直何を期待すべきがわかりません。とにかくベストを尽くしますよ。」

ルチアーノ・ベナビデス

「2019年のダカールラリーは重要なレースになります。良い気分ですし多くの経験と共にレースに挑むことになります。最もチャレンジングなのは気温とペルーの砂丘でしょう。今年は昨年よりも難しいラリーではないかと思いますね。2018年はミスをしてしまったので、何よりもまずはレースを完走することが目標です。砂丘でライディングをする自由度は大好きです。ペルーのファンからの応援を楽しみにしています。」

ライア・サンズ

「いつもはこの時期ならレースにしっかりと準備出来ているのですが、昨年はじめに病気をしたせいで100%の体調ではありません。正直レースではどのような展開になるか全く予想がつきません。またペルーの砂丘でのレースということで非常にタフなレースになるでしょう。とにかく自分の出来る限りの力でレースを行うことを意識したいと思います。ナビゲーションは得意ですから、戦略をしっかりと立てれば良い結果が得られると思います。」

マリオ・パトラオ

「ダカールでの挑戦にしっかりと準備が出来ています。肉体的には良い状態ですし、KTMのフルサポートがあります。ステージはいずれも非常にタフに思えますが、プランとしては日毎にしっかりとレースを行っていくというものです。まだやるべきことが残っていますが、月曜のステージはすぐそこです。レースの開始が待ち遠しいですよ。」

(Source: KTM)

(Photo courtesy of KTM)