2017年にMotoGPへの参戦を開始したKTMは、2026年までMotoGPへの参戦を続けることでドルナスポーツと合意した。KTMはMoto3、Moto2、MotoGPクラスいずれでも優勝を達成しており、ノーザンタレントカップ、レッドブルMotoGPルーキーズカップなどを通して、若手選手の育成も手掛けている。

KTMが初めてMotoGPクラスで表彰台を獲得したのが2018年、初優勝を遂げたのは2020年だ。そして現在までにグランプリシーンで 合計110の表彰台を獲得している。現在はファクトリーチーム、テック3レーシングチーム合わせて合計4台のMotoGPバイクを走らせており、この体制を2026年まで継続することになる。2021年でドルナとMotoGP参戦に関する5年契約の満期を迎える6メーカーの中で最速で契約を更新した形になる。
KTM ドルナ・スポーツと2026年まで4台体制での参戦に合意

ドルナと5年契約を延長したのは、MotoGP参戦メーカーの中で最初

KTMモータースポーツディレクター ピット・バイラー

「ドルナと新たに5年契約が出来たことが嬉しいですね。ドルナとカルメロ・エスペレーターに感謝いたします。すでに共に4年間を過ごしてきましたが、このスポーツにおける素晴らしいパートナーだと感じています。僅か数年でプロジェクトを成功軌道に乗せることが出来ました。2026年までこの流れで参戦を続けていけるというのは、非常にポジティブですね。」

KTM AG役員 ヒューバート・トゥルンケンポルツ

「MotoGPに参戦するのは大きな冒険でしたが、KTMが持っていたエネルギーとアイディア、そして情熱に疑いの余地はありませんでした。わずか4年でMotoGPの世界で存在感を示すことが出来ています。単にMotoGPに参戦しているのではなく、MotoGPの中でしっかりと成績を残せていることが嬉しいですね。ブランドがグローバルに展開するにあたって、MotoGPに参戦していることの影響を大きく感じています。現行の体制でMotoGPパドックに参加し続けられることには喜びしかありません。素晴らしい未来が待ち受けているでしょう。」

ドルナCEO カルメロ・エスペレーター

「KTMとの契約更新を非常に嬉しく思います。KTMは素晴らしいパートナーであるだけでなく、彼らはMotoGPをマーケティングの最高のプラットフォームと考えて参戦してくれました。チャンピオンシップ、にとって良いニュースであるだけでなく、3カテゴリーにコミットしてくるKTMはの参戦継続はMotoGPにとっても素晴らしいニュースです。昨年は南アフリカ人ライダーのブラッド・ビンダーの1勝、そしてミゲル・オリヴェイラがホームのポルトガルでの優勝を含む2勝を上げています。このクラスでのKTMの偉業達成を象徴する出来事だったと言えるでしょうね。」

(Source: KTM)

(Photo courtesy of KTM)