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カルメロ・エスペレーター「ドルナはパドックで働く人達のセーフティーネットになる必要がある」

開催が未だに出来ないMotoGPだが、仮に7月に開催、12月まで各月に2戦ずつレースを開催したとして12戦、時折3戦したとしてもせいぜい15戦ほどが限界だろう。現在では開催は9月までずれこむ可能性も一部で囁かれている。

カルメロ・エスペレーター

今重要なのは、いかにこの局面を乗り切るかということです。そして一度シーズンをスタート出来る時期になった際に、最高の形でレースを行うことが求められています。いつレースをスタートするかということが非常に重要ですが、今まで13戦が必要とされてきましたが、今回は例外となるかもしれません。

「シーズン後半にあまりにもレースを詰め込みすぎるのではなく、何か良い方法を模索しています。レースの過密ぶりは現在でもかなりのものですからね。基本的にはレースが安全に開催出来る時期を待ってから開催を判断することになります。ヘレス、ル・マン、ムジェロなどのオーガナイザーと話し合いを行っていますが、あまりにもシーズン開始が遅れた場合、すべてのレースの開催は不可能でしょう。

「今年いつレースを開始出来るかにもよりますが、2021年シーズンに影響を出すことだけは避けなくてはなりません。現時点の状況を踏まえて考えると、今回の騒動が収まった後にどのようなチャンピオンシップを運営していくかを再考する必要があるでしょう。」

「いろいろなことを考えながらいろいろな人と話し合いをしています。特にプライベートチームが彼らの中で発生する賃金支払いなどが滞らぬようサポートをしていきたいと考えています。この素晴らしいチャンピオンシップは、そこに参加してくれている人々がいるから成り立っています。パドックでは本当に多くの人達が仕事をしていて、ドルナはその人達のセーフティーネットにならなければなりません。

Moto2、Moto3チームからは要請があり、各ライダーにつき25,000ユーロ(約300万)を支払っています。MotoGPでも同様に皆の給料を支払い出来るよう調整しています。各チームごとにライダーごと取り決めている固定報酬はありませんから、チームごとの固定費を考え、少なくとも3ヶ月は彼らを支えるようにしないといけないと思っています。」

(Source: dorna sports)

(Photo courtesy of michelin)

knbn

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