ドーピング疑惑が持たれているアンドレア・イアンノーネに対する国際規律法廷(CDI)による判決が未だに出てこない。これは昨年のマレーシアGPで採取されたアンドレア・イアンノーネの尿から筋肉増強剤であるアナボリックステロイドの陽性反応が出たことからスタートした問題。

これによってアンドレア・イアンノーネは昨年12月17日からドーピング疑惑によってライセンスが暫定的に停止となり、その後尿のBサンプルを提供して陽性。FIMの本拠地であるスイスで2月4日に行われた国際規律法廷(CDI)の公聴会で、弁護側は尿よりも長期間のドラッグ使用の経歴がわかる頭髪のサンプル提出を行っており、この頭髪サンプルからドラッグの使用は確認されなかった。

検察側はアンドレア・イアンノーネに対して4年間の資格停止を求めており、弁護側がこれに対抗している状況で、3月半ばには、FM会長のホルヘ・ビエガスは「アンドレア・イアンノーネ 公聴会の結果はもうすぐ出るはずだ」と語っていた。

アンドレア・イアンノーネに対する判決がいつ出るのか定かではないが、新型頃なウイルスの影響で結論が先延ばしになっているのは間違いないだろう。開幕が7月以降と噂されるMotoGPだが、もし判決が有罪となった場合、アンドレア・イアンノーネは最後の手段としてスポーツ仲裁裁判所(CAS)に本件の判断を委ねることとなる。

[blogcard url=”https://kininarubikenews.com/archives/43335″]

(Photo courtesy of michelin)