ドヴィツィオーゾよりもDucatiのほうがドヴィツィオーゾを必要としている

Ducatiが興味を抱いていたマーべリック・ビニャーレスはヤマハと早々に契約を更新、同様にファビオ・クアルタラロもヤマハと契約を交わした。Ducatiが同様に興味を寄せていたジョアン・ミルもスズキと契約を更新していることから、Ducatiの2021年以降のラインナップはアンドレア・ドヴィツィオーゾとダニーロ・ペトルッチ、もしくはアンドレア・ドヴィツィオーゾとジャック・ミラーと考えられる。

こうした状況を受けて、ドヴィツィオーゾのマネージャーであるシモーネ・バティステッラは、ドヴィツィオーゾとの契約更新を望んでいるのはむしろDucatiだと語る。

シモーネ・バティステッラ

ドヴィツィオーゾは契約を焦っていません。ドヴィツィオーゾよりむしろDucatiのほうがドヴィツィオーゾを必要としているはずです。ライダー単体の話以上に、ドヴィツィオーゾを開発のためにDucatiの手元においておきたいと思うはずです。契約交渉は5月半ばから終わりまで発生しないでしょうね。

ドヴィツィオーゾ自体は引退は全く考えていません。彼は今は周囲の状況を落ち着いた目で見ているところです。ドヴィツィオーゾはDucatiがマーべリック・ビニャーレスやファビオ・クアルタラロに興味を抱いたり、マルク・マルケスの動向を気にしていても、我関せずというマインドです。ホルへ・ロレンソがチームメイトになった時も彼は変わりませんでした。彼はDucatiが常に若手を探していることは理解していますからね。
アンドレア・ドヴィツィオーゾ

(Photo courtesy of Ducati)