ケナン・ソフォーグル「トプラックこそが、次のトルコ人世界チャンピオン」

Pirelli(ピレリ)レースレポート フィリップアイランド戦レース1をヤマハに移籍したラズガトリオグルが制する

トプラック・ラズガトリオグルの指南役であるケナン・ソフォーグルは、ワールドスーパースポーツクラス5度の王者でもある。自らの豊富な経験から若きトルコ人ライダーの教育に熱を入れているが、そんな中でもトプラック・ラズガトリオグルは別格なようだ。

最初は世界選手権でレースすることが目標だった

ケナン・ソフォーグル

「私がトルコでレースしていた時の夢はワールドスーパースポーツでレースをすることでした。世界選手権で優勝することではなく、レースすることだけが目標だったんです。ワールドスーパースポーツクラスで5度タイトルを獲得した後、WSBKでチャンピオンになろうとか、Moto2 やMotoGPで走ろうという野望はありませんでした。」

「努力はしましたけど、短期間で望んだ結果を得られなかったことで諦めてしまったんです。ワールドスーパースポーツクラスで成し遂げたこと、そしてトルコ人ライダーのために世界選手権に続くドアを開けることが出来たことが嬉しいですね。」

最も大きな成功は、トルコ人ライダーのために道を拓いたこと

私の人生において最も大きな成功は、この先の若いトルコ人ライダー達のためにドアを開けることが出来たことでしょう。今や多くの人の目がトプラックに集まっています。彼とは10年間を過ごしてきて、そして今彼の面倒を見ています。」

トプラックを初めてトラックに連れ出したのは2010年で、これは私が自分自身のトレーニングのために作ったものです。10年前の彼は本当に遅くて、今こうしてFIM スーパーバイク世界選手権(SBK)でトップを争っているのが信じられません。」

「そのほかにも、カン・オンク、デニス・オンクについては2013年には彼らはトルコのモトクロスライダーでした。彼らにも”モトクロスを続けるのであればあまり援助は出来ないが、ロードレースに転向するのであれば、色々な面で助けることが出来る” ”チームもライダー、チャンピオンシップのこともわかっているし、こうした環境で成長出来るぞ”と伝えました。」

「その後、彼らにバイクを買い与えました。これは私の私設トラックで走るための100ccの小さなバイクでしたが、わずか5年でカンはバレンシアで優勝しました。本当に誇らしいですよ。

ジョナサン・レイはWSBKパドックでも最高の選手で、彼とは常に良い関係にありました。Ten Kateでは彼のチームメイトとして走りましたし、彼は長年トプラックを色々と助けてくれました。彼自身もトプラックのことを気に入っていますしね。」

「トプラックは誰からも好かれる人間です。私はトプラックこそが、次のトルコ人世界チャンピオンライダーになるだろうと思っています。

トプラックの将来的なMotoGP参戦もあり得る

トプラックは既にMotoGPチームの関心を集めています。良いチームから良いオファーが来ていたと彼には伝えてありますが、我々のゴールは2020年のFIM スーパーバイク世界選手権(SBK)です。彼がスーパーストック1000を走っている時から、彼のゴールはWSBKにおけるチャンピオンシップ優勝だと話していました。」

もし2021年にFIM スーパーバイク世界選手権(SBK)で簡単に優勝出来るような情況で、なんらかのオフィシャルチームからオファーがあれば、トプラックとも相談した上でMotoGPに参戦します。トプラックの現在の目標は歴史的なライダーになること、FIM スーパーバイク世界選手権(SBK)における伝説的なライダーの1人になることなんです。

「私にとって最も思い出深いレースは、いつもアメリカのソルトレイクシティーだったと答えています。このレースではユージーン・ラバティとカル・クラッチローと激しいバトルを繰り広げ、最終ラップで優勝したんです。アッセンも特別でしたし、トルコでの勝利も格別でした。でも2009年のソルトレイクシティーに勝るレースはありませんね。」

(Photo courtesy of Pirelli)