ジャック・ミラーのDucatiファクトリーチーム加入が発表された。Ducatiのパオロ・チャバッティによると、昨年末から既にミラーをファクトリー選手候補として検討していたようで、今回のファクトリーチーム昇格には、ミラーの25歳という若さ、MotoGPでの経験が高く評価されたという。なお、チームメイトは高い確率でアンドレア・ドヴィツィオーゾになる見通し。
ジャック・ミラーの若さと経験が評価された
パオロ・チャバッティ
「昨年終わりに将来的なことを彼と話した時から、ジャックはファクトリーチームの候補でした。もちろん開幕から4〜5戦の結果を見て最終的な判断を下したいと思っていましたが、今年はそれが叶いませんでした。7月終わりまで待って決定するのは遅すぎると判断したんです。」
「ですからいくつかの要素を元に誰と契約するかを決定することにしました。そのうちの1つが年齢であったことは間違いありません。ジャックはまだ25歳ながらMotoGPで5年間の経験があります。昨年の時点で大きく進歩していますし、まだまだ成長していくでしょう。2021年からファクトリーチームに新しいエネルギーをもたらしてくれるという意味で正しい人選だったと思います。」
「今シーズンはさらに成長を期待しています。昨年は5度の表彰台のうち全てが3位でした。ここから更に上位を目指して欲しいと思いますし、特に後半戦に向けてパフォーマンスと安定性を伸ばして欲しいですね。ファクトリーチームに加入するということは表彰台獲得、優勝などを期待するということです。」
「Ducatiはオーストラリア人ライダーと素晴らしい思い出があります。誰もがケーシー・ストーナーを覚えているでしょうし、SBKではトロイ・ベイリスも活躍しました。ただもちろんこれはジョークで、ライダーを国籍で判断しているわけではありません。ジャック・ミラーはMotoGPクラスの中でも最速、そして最もアグレッシブなライダーの1人でしょう。彼はこれから先さらに成長することが出来るでしょうし、このクラスのトップライダーになるでしょうね。」
(Source: Ducati)
(Photo courtesy of michelin)