第43回大会のル・マン24時間は無観客での開催が決定

今年で第43回大会となるル・マン24時間耐久ロードレースは8月29日、30日で開催が予定されているが、観客を動員しない無観客レースの形で実施されることが決定した。これはフランスで一定数以上の人が集まるイベントの禁止、複数国を対象とした渡航受け入れ禁止が行われているためだ。

MotoGPに関してはヨーロッパ開催は無観客でも成立するが、ヨーロッパ以外のレースについてはコスト面から無観客でのイベント開催が難しいとされているため、11月1日開催が予定される鈴鹿8耐が通常通り開催されるのか、無観客での開催となるのか、開催されないのか注目が集まる。

レースオーガーナイザー ピエレ・フィロン

「予想出来ない事態ですからこうした極端に手法が取られるのは仕方ありません。第43回大会は無観客で行うこととします。無観客とは言えレースは開始されます。これこそが最も重要なことです。チーム、パートナー、世界耐久選手権(EWC)にとっても喜ばしいニュースです。トラックサイドにファンがいないレースは奇妙なものですが、全てを最高の形で進行したいと考えています。」

フランコイス・リベイロ ユーロスポーツイベント

「非常に残念ですが、この形での開催をサポートしていきます。無観客レースというのは、耐久レースの醍醐味をファンと共有しながら行うレースとは全くことなりますが、世界選手権を継続して行うということが何よりも重要です。プロモーターとしてはTVプログラムを通じて、世界耐久選手権(EWC)のファンにレースの模様をお届けしていきたいと思います。」

FIM会長 ホルヘ・ビエガス

「レースオーガナイザーのACO(Automobile Club de l’Ouest)が今回イベントを開催してくれることが素直に嬉しいですね。このクラブのど努力に感謝したいですし、プロモータのユーロスポーツイベントによって素晴らしいレースとなることを期待しています。」

(Source: lemans.org)

(Photo courtesy of lemans.org)