エルベ・ポンシャラルが、今年2020年で30周年を迎えるテック3の歴史について語っている。元々はエルベ・ポンシャラル、ギー・クーロン、ベルナルド・マルティニャックの3人で始まったテック3の始動は1989年だ。

エルベ、ギー、ベルナルドの3人で始まったテック3

エルベ・ポンシャラル

「HRC、そしてロスマンズと素晴らしい契約を結んでいましたが、ホンダフランスの中で私が行ってきた内容を続ける事ができるとHRC、ロスマンズに提案したんです。大企業向けに仕事をしていると細やかな動き方が難しい場面があるのですが、レースの世界では細やかな動き方が重要です。しっかりと状況を見て対応し、レースに集中することが必要なんですよ。ですからホンダフランスを離れて、独立しようと思ったわけです。」

最初に声を変えたのがギーで(※ギー・クーロン)彼は二つ返事で”ついてくよ”と言ってくれました。そしてもう1名の人物がベルナルド・マルティニャックです。あれは1989年の終わりでした。テック3にとっての初レースは1990年だったんですが、当時はわずか3名のチームでした。これがチーム名のテック3の由来です。テックはテクニシャン、ハイテク、テクニックなどを示し、3は3名で会社をスタートさせたことからです。初年度はHCRのホンダNSR250を使用し、ロスマンズがタイトルスポンサーでした。こうやってチーム始まりました。」
エルベ・ポンシャラル
初日から拠点は南フランスコート・ダジュールのボルム・レ・ミモザにあります。もちろん成長を続ける規模は拡大しているんですが、変わらず同じところに留まっています。数年後ベルナルドはチームを離れ、それ以降は私とギーの2人でした。数年間ホンダのバイクを使用し、スズキ、それからホンダに戻り、ヤマハ、そして今はKTMというわけです。
エルベ・ポンシャラル

(Source: Tech3)

(Photo courtesy of Tech3)