ポル・エスパルガロがレプソル・ホンダに移籍、押し出されたアレックス・マルケスがLCRホンダに加入。LCRホンダ出光で中上が契約更新すると考えると、今季限りでLCRホンダを去る可能性が高いカル・クラッチローだが、来年はドーピングに対する資格停止処分が覆る見込みが低いアンドレア・イアンノーネに変わり、アプリリアからの参戦に興味を抱いている。カル・クラッチローは2020年末での引退も囁かれていたわけだが、本人の言葉をそのまま受け取るのであれば、まだまだ現役続行をして興味を持てるプロジェクトに参加することを考えているようだ。
アプリリアでRS-GPの開発をするのは面白い
カル・クラッチロー
「ホンダで過ごした時間は本当に素晴らしかったですね。共に何度も素晴らしい結果を得ることが出来ました。しかしこうした関係もいつか終わりを告げるものです。ルチオと共に19回表彰台を獲得しましたが、彼はチーム監督としての立場からライダーを選択する必要があります。タカとLCRの契約更新がうまく行かない場合はチャンスがありますが、チャンスは限定的でしょうね。」
「タカが残って自分がチームを去ることに関して問題は感じません。金を稼ぎたいんではなくて、面白いプロジェクトに参加したいと思っていますから、アプリリアに加入してRS-GPを開発するのはきっと楽しいと思います。」
「自分が乗ったバイクすべてで表彰台を獲得出来れば最高ですし、バイク開発にコミットしてプロジェクトに貢献したいと思っています。自分はかなり貢献出来ると思いますよ。ヤマハのWSBKでマイケル・ファン・デル・マークのシートに収まるというオプションもありますし、こうしたオプションが提示されているのはありがたいですよね。」
「いずれにせよ、LCRを去る場合は何かしら興味を持てるプロジェクトに参加したいですね。」
(Photo courtesy of michelin, aprilia)