マルク・マルケスはプレスカンファレンスで、今年は連戦になることから接戦が予想されること、そして多くの注目を集めたポル・エスパルガロのレプソル加入、アレックス・リンスのLCRへの移動、ホンダのライダー選択について語った。
水曜は問題なく走行出来た
マルク・マルケス
「まだウイルスの影響は引き続きあるわけですから、自分達ライダーを含め多くの人が感染拡大防止に備えていくことが重要になるでしょうね。昨日は久しぶりのMotoGPバイクでしたが、プレシーズンにバイクに関して少し不安点があったこと、肩の問題もありましたから、どうなるかと思っていました。しかし昨日のテストでは問題なく走行することが出来て安心しました。」
「カタールテストは最終日に大きく前進することが出来ました。しかしこれがトラックの問題なのか単純にセットアップの改善なのかわからずにいたんです。昨日の走行で改善を改めて確認することが出来たことで安心することが出来ました。これは自分達のガレージにとっても非常に重要でした。明日からはまたプレシーズンに試していた内容を試すなどレースに向けて準備を進めていくことになります。」
チームメイトの選択について口をはさむことはない
「ホンダの選択は常に尊重していますし、彼らは常にチームにとって最高の選択をしようと考えています。昨年も来年も異なるチームメイトでレースをすることになります。特にホルヘが引退した後はホンダは最高のライダーを確保しようと思っていたわけです。そこでMoto2チャンピオンのアレックスに声をかけたわけですが、来年LCRに行くのは彼にとって非常に良いと思います。」
「というのもレプソル・ホンダチームのライダーであるということは、表彰台を期待されるということなんです。通常ルーキーというのはサテライトチームでスタートするものです。それに彼にはHRCからのサポートがありますから、状況として最高だと言えるでしょう。」
「来年ポルがチームメイトになるのも楽しみです。ホンダ、KTMのレベルもわかりますし、レプソルライダーとして表彰台に上がれないというのはチームとしても災難と言えますから、この決定には満足しています。カルはホンダのオフィシャルライダーで多くの貢献をしてきました。彼がいなくなってしまうのは残念ですね。」
「ポル・エスパルガロが来年ホンダに加入することについては、噂が出る前から知らされていました。これはホルへの時も同様で、その決定についてノーと言うことも出来たわけです。しかしもう1台のホンダについてはホンダが決定するわけですし、自分がその点について口を挟むことはありません。」
同じサーキットでの連続開催でさらに接戦になる
「今年のレースに関して大きく異なるのは2戦が連続して開催される週があることでしょう。皆がセットアップや状況を理解しているので、さらに接近したバトルになると思いますね。」
「何戦あるかはわかりませんが、メンタルは変わりません。すべてのトラックで全力を尽くしミスをしないこと。これを10戦であろうと、15戦、20戦であろうと続けるだけです。毎週末最大限のポイントを獲得しようと努力していきます。」
(Source: HRC)
(Photo courtesy of michelin)