遅かれ早かれ今シーズンに優勝することは間違いと思われたファビオ・クアルタラロだったが、開幕戦から危なげ無い走りで優勝してみせた。マルク・マルケスの転倒がなければ2位に終わった可能性は高いが、厳しい暑さと低グリップという厳しいコンディションの中、落ち着いた走りでレースをコントロール。文句なしの完全優勝と言えるレースだった。

チャンピオンシップについては最大のライバルであるマルク・マルケスが脱落、アレックス・リンスも怪我をしていることから、メインラインバルはドヴィツィオーゾとビニャーレスだけと言えるだろう。
ファビオ・クアルタラロ

状況をコントロールして優勝出来た

優勝した感想は◯ァッキンヘルという感じです!何よりもファンがここにいないこと、共に今日の優勝を祝えないことが残念です。すべてのMotoGPファン、Covid-19で苦しんでいる人達、支えてくれた家族、兄弟、両親に感謝したいと思います。まだ優勝の実感はわきません。チームと共に今日のレースを見返した時に優勝したと気づくのでしょうね。」

マルクが自分達よりもペースが良いのはわかっていました。練習走行ではマルケスは常に最速、限界で走行していましたが、自分も今回はコースコンディションが非常に悪いなかでコンスタントな走行が出来ました。

「いつもどおりMoto2の後で、ダンロップのタイヤが路面に載っているためグリップは感じなかったんですが、加えて極めて早くタイヤのグリップが低下することに気づきました。ビニャーレスも1周目のターン8、その後6周目付近でターン6、マルクもターン4で転倒しそうになっており、グリップは非常に悪かったですね。昨日と比べるとペースは1秒近く遅いですから。
ファビオ・クアルタラロ
「暑さと路面に載ったダンロップのタイヤでライディングが難しい路面でした。しかし状況をコントロールして初めての優勝を達成しました。これこそが最も重要なことです。

実は完走直前にシフトダウンでギアが入らなかったんです。もう一度トライして事なきを得ましたけどね。本当に最後の10周は長くて大変でした。でも最終ラップはスライドさせたり、バイクのライディングを楽しみながらでしたね。」
ファビオ・クアルタラロ
今回の優勝は家族、友人、Covid-19で苦しむ皆に捧げます。また、アレックス・リンス、カル・クラッチロー、マルク・マルケスと来週共に走行出来ることを願っています。」
ファビオ・クアルタラロ
(Source: yamaha-racing)

(Photo courtesy of michelin)