Ducatiは契約交渉が難航しているアンドレア・ドヴィツィオーゾについて、先月の開幕戦スペインGP前に、2021年のライダーラインナップについて8月末までに決定するとしていた。
それ以降Ducatiはドヴィツィオーゾとの契約交渉の具体的な期限を明言していなかったが、今週のオーストリアGPで、ダヴィデ・タルドッツィが来週のスティリアGP以降にその将来を決定すると明らかにした。
オーストリアの2連戦後にドヴィツィオーゾとの将来を決定する
ダヴィデ・タルドッツィ
「ドヴィツィオーゾとの将来については、オーストリアでの連戦が終了した後に決定することとします。ホルへ・ロレンソは彼の誕生日の際にジジ・ダッリーニャと友人としていろいろな話をしているようですが、その時点でシリアスな話にはなっていません。確かに彼はDucatiで優勝経験がある重要なライダーで、Ducatiとしても彼のことを忘れたことはありません。」
アンドレア・ドヴィツィオーゾはDucatiと契約金について折り合いがついていないと見られ、ジジ・ダッリーニャとの関係性も度々話題に上がっている。ドヴィツィオーゾのマネージャーであるシモーネ・バティステッラは、Ducatiと2021年について合意に至らない場合、2021年の参戦をスキップする可能性もあるとしている。
しかし、2020年になって新しくなったミシュランのリアタイヤで苦戦を続けるドヴィツィオーゾにとって、Ducatiと有利に契約交渉を進める材料はどんどん少なくなっている。
(Source: Ducati)
(Photo courtesy of michelin, Ducati)