ピレリ(Pirelli)レースレビュー アラゴン戦レース1でレディングとデイビスがDucatiワン・ツーを達成

モトランドアラゴンにおける、2連戦が終了した。レース1で優勝したのはWSBKで3勝目を記録したスコット・レディングで、このレース1の結果でスコット・レディングはチャンピオンシップスタンディングトップに浮上。ジョナサン・レイとの差は5ポイントで、レイはレース1を3位で終えた。2位になったのはアラゴンで最も優勝回数が多いチャズ・デイビスだった。

スーパースポーツクラスではアンドレア・ロカテリが優勝。これでチャンピオンシップデビューから7連勝となり、ジュールズ・クルーゼル、フィリップ・エッテルが続いた。 タイヤはヘレスとポルティマオ同様に、ほぼ全てのライダーがスタンダードソリューションタイヤを選択。異なる温度帯のアスファルトでの素晴らしいパフォーマンスを披露する結果となった。

WSBKレース1で使用されたフロントタイヤは、ほぼ全てのライダーがスタンダードSC1タイヤを選択。ジョナサン・レイ、ロリス・バズのみがX1118 SC1デベロップメントタイヤを使用。高橋巧がスタンダードミディアムSC2を使用している。リアに関してはグリッド上のライダーのほとんどがスタンダードミディアムソフトSC0を使用。アルヴァロ・バウティスタのみがスーパーソフトのSCXタイヤを使用している。

スーパースポーツクラスについては、全てのライダーがリアにソフトスタンダードSC0を使用、フロントには24名中14名のライダーがソフトスタンダードSC1を使用。残りのライダー達はスタンダードSC2を使用している。

WSBKレース1

2番手グリッドからスタートしたロリス・バズが良いスタートを切るが、すぐにジョナサン・レイとアレックス・ロウズがバズをパス。スコット・レディングもこれに続く。バズの背後にはマイケル・ファン・デル・マークもおり、これで上位グループが形成された。5周目にDucatiの2人が順位を上げ、スコット・レディングがロウズを抜いて2位になるが、ロウズはその後ターン3でハイサイドで転倒。

アラゴンを得意とするデイビスは、バズとファン・デル・マークを抜いて表彰台圏内に浮上。レディングがレイを抜くも、レイは追いすがり、2人は後続に差をつけて残り3周までレースを消化。しかし終盤にレイがターン12でワイドにはらみ、後ろから迫るデイビスに捕まる形となった。レディングはDucatiで3勝目を挙げチャンピオンシップスタンディングでトップに浮上した。

WorldSBKレース1結果

S. Redding (ARUBA.IT Racing – Ducati / Ducati Panigale V4 R)
C. Davies (ARUBA.IT Racing – Ducati / Ducati Panigale V4 R)
J. Rea (Kawasaki Racing Team WorldSBK / Kawasaki ZX-10RR)
M. R. Rinaldi (Team GOELEVEN / Ducati Panigale V4 R)
M. van der Mark (PATA YAMAHA WorldSBK Official Team / Yamaha YZF R1)
T. Razgatlioglu (PATA YAMAHA WorldSBK Official Team / Yamaha YZF R1)
L. Baz (Ten Kate Racing Yamaha / Yamaha YZF R1)
X. Fores (Kawasaki Puccetti Racing / Kawasaki ZX-10RR)
F. Caricasulo (GRT Yamaha WorldSBK Junior Team / Yamaha YZF R1)
L. Haslam (Team HRC / Honda CBR1000RR)
L. Mercado (Motocorsa Racing / Ducati Panigale V4 R)
S. Barrier (Brixx Performance / Ducati Panigale V4 R)
R. Ramos (OUTDO Kawasaki TPR / Kawasaki ZX-10RR)
M. Melandri (Barni Racing Team / Ducati Panigale V4 R)
T. Takahashi (MIE Racing Althea HONDA Team / Honda CBR1000RR)
E. Laverty (BMW Motorrad WorldSBK Team / BMW S1000 RR)
L. Gabellini (MIE Racing Althea HONDA Team / Honda CBR1000RR)
Á. Bautista (Team HRC / Honda CBR1000RR)
A. Lowes (Kawasaki Racing Team WorldSBK / Kawasaki ZX-10RR)
C. Ponsson (Nuova M2 Racing / Aprilia RSV4 1000)
G. Gerloff (GRT Yamaha WorldSBK Junior Team / Yamaha YZF R1)
T. Sykes (BMW Motorrad WorldSBK Team / BMWS1000 RR)
M. Scheib (ORELAC Racing VERDNATURA / Kawasaki ZX-10RR)

WorldSSPレース1

カワサキのマヒアスとエッテルは素晴らしいスタートでレースをスタート。ヤマハのロカテリを従えてレースをリードした。スーマーはリーディンググループ後方を盛り上げる素晴らしいレースを展開。スリリングなバトルを繰り広げた。
しかしレースをリードしたのは2人のチャンピオンシップリーダーで、フランス人のクルーゼルがレースをリード、ロカテリが後に続いた。

ロカテリは5周目にクルーゼルを抜いて1’54.191の最速タイムを記録。トップに立つ。一方で6番手スタートのデ・ロサはコンスタントなペースを刻み、フランス人のマヒアスから4番手を奪う。エッテルは3番手を維持し、エッテルはそのまま優勝。2番手クルーゼルとの差は3.2秒だった。

WorldSSPレース1結果

A. Locatelli (BARDAHL Evan Bros. WorldSSP Team / Yamaha YZF R6)
J. Cluzel (GMT94 Yamaha / Yamaha YZF R6)
P. Oettl (Kawasaki Puccetti Racing / Kawasaki ZX-6R)
R. De Rosa (MV Agusta Reparto Corse / MV Agusta F3 675)
L. Mahias (Kawasaki Puccetti Racing / Kawasaki ZX-6R)
S. Odendaal (EAB Ten Kate Racing / Yamaha YZF R6)
I. Viñales (Kallio Racing / Yamaha YZF R6)
M. Gonzalez (Kawasaki ParkinGO Team / Kawasaki ZX-6R)
D. Webb (WRP Wepol Racing / Yamaha YZF R6)
C. Perolari (GMT94 Yamaha / Yamaha YZF R6)
A. Carranza (EMPERADOR Racing Team / Yamaha YZF R6)
F. Fuligni (MV Agusta Reparto Corse / MV Agusta F3 675)
C. Öncü (Turkish Racing Team / Kawasaki ZX-6R)
M. Herrera (Dynavolt Honda / Honda CBR600RR)
P. Hobelsberger (Dynavolt Honda / Honda CBR600RR)
G. Hendra Pratama (bLU cRU WorldSSP by MS Racing / Yamaha YZF R6)
H. Okubo (Dynavolt Honda / Honda CBR600RR)
A. Bassani (Soradis Yamaha Motoxracing / Yamaha YZF R6)
L. Cresson (OXXO Yamaha Team Toth / Yamaha YZF R6)
A. Verdoïa (bLU cRU WorldSSP by MS Racing / Yamaha YZF R6)
L. Montella (DK MOTORSPORT / Yamaha YZF R6)
H. Soomer (Kallio Racing / Yamaha YZF R6)
S. Valtulini (Blackflag Motorsport / Kawasaki ZX-6R)
P. Sebestyen (OXXO Yamaha Team Toth / Yamaha YZF R6)
L. Epis (MPM Routz Racing Team / Yamaha YZF R6)

WorldSSP300レース1

WorldSSP300のレース1でモトランドアラゴンの初日が終了した。優勝したのはジェフリー・ビュイで、2位にアナ・カラスコが続き、3位はミカ・ペレスだった。

WorldSBKライダーとWorldSSPライダータイヤチョイス


WorldSBK レース1では多くのライダーがスタンダードSC1をフロントに選択。ジョナサン・レイとロリス・バズはX1118 SC1デベロップメントタイヤ、高橋はスタンダードSC2を使用している。リヤについてはスタンダードSC0をほとんどのライダーが選択。アルヴァロ・バウティスタはスーパーソフトのSCXタイヤを使用した。 soft standard SCX solution (option A).

WorldSSP レース1ではリアに全てのライダーがスタンダードソフトSC0を選択。フロントは大多数がスタンダードSC1を使用している。アイザック・ビニャーレス、スティーブン・オデンダール、ゴンザレス、大久保などは数名はスタンダードミディアムSC2を使用した。

WorldSBK レース1におけるデータ

・ピレリ(Pirelli)ベストラップアワードはチャズ・デイビスが3周目に記録した 1’50.394
・最も使用されたフロントタイヤはスタンダードSC1(23名中19名)
・最も使用されたリアタイヤはスタンダードSC0(23名中22名)
・ソリューションの数はフロント5種類、リア8種類
・ライダーごとに使用可能だったタイヤ本数は67本で、フロント31本、リア36本
・気温23℃
・路面33℃

WorldSSPレース1におけるデータ

・ピレリ(Pirelli)ベストラップアワードはアンドレア・ロカテリが5周目に記録した 1’54.191
・最も使用されたフロントタイヤはスタンダードSC1(24名中19名)
・最も使用されたリアタイヤはスタンダードSC0(24名中24名)
・ソリューションの数はフロント4種類、リア4種類
・ライダーごとに使用可能だったタイヤ本数は42本で、フロント21本、リア26本
・気温24℃
・路面38℃

(Source: Pirelli)

(Photo courtesy of Pirelli)