ピレリ(Pirelli)レースレビュー レース1でリナルディがキャリア初のワールドスーパーバイククラス優勝

チャンピオンシップにおいて中間点となるピレリ(Pirelli)テルエル戦において、イタリア国歌がアラゴンに響いた。マイケル・ルーベン・リナルディはFIM スーパーバイク世界選手権(SBK)に参戦を開始してから、キャリアで初めて優勝を達成。この優勝は金曜日のFP1でのトップタイムに続くものだった。
マイケル・ルーベン・リナルディ2位はジョナサン・レイが獲得している。レイは予選走行で1’48.760を記録してトラックレコードを更新した。さらに、レイはスコット・レディングに対してチャンピオンシップ上のリードを30ポイントに広げた。3位となったのはDucatiのチャズ・デイビスだった。


スーパースポーツクラスでは、ルーキーのアンドレア・ロカテリがカテゴリーを引き続き席巻。これでシーズン8連勝となった。チャンピオンシップにおけるポイント差は54ポイントに拡大。彼の後ろで2位を獲得したのはラファエル・デ・ロサで、これがシーズン3度目の表彰台獲得となった。3位はジュールズ・クルーゼルだった。

ピレリ(Pirelli)テルエル戦の初日に、全てのライダーはフロントにスタンダードSC1を選択した。リアに関しては11名がスタンダード・スーパーソフトSCXタイヤ(オプションA)、を選び、の残りがスタンダードソフトSC0(オプションB)を使用している。

ワールドスーパースポーツクラスでは、グリッドのライダー全員がソフトスタンダードSC0(オプションA)をリアに使用。これはこのリアタイヤの適応の幅が広いことを示していると言えるだろう。

フロントに関しては24名中14名がソフトスタンダードSC1(オプションA)を使用。残りのライダーはスタンダードSC2(オプションB)を使用している。

WorldSBK レース1

ジョナサン・レイがマイケル・ルーベン・リナルディの前方でレースをリード。スコット・レディング、トプラック・ラズガトリオグル、アルヴァロ・バウティスタがこれに続く。5度のチャンピオンであるレイとリナルディがすぐにバトルを開始し、リナルディが1周目にトップに立った。
マイケル・ルーベン・リナルディ
後方ではトプラック・ラズガトリオグルが6位に後退。7番グリッドスタートのチャズ・デイビスとアルヴァロ・バウティスタが、前をいくスコット・レディングにおいついて表彰台争いを展開するかに思えた。
ジョナサン・レイチャズ・デイビス
アルヴァロ・バウティスタはターン8でミスを犯しレースから脱落、転倒しグラベルでレースを終え、チャンピオンシップを失うこととなった。チェッカーが振られた時に優勝を手にしたのはマイケル・ルーベン・リナルディだった。

WorldSBK レース1結果

M. R. Rinaldi (Team GOELEVEN / Ducati Panigale V4 R)
J. Rea (Kawasaki Racing Team WorldSBK / Kawasaki ZX-10RR)
C. Davies (ARUBA.IT Racing – Ducati / Ducati Panigale V4 R)
M. van der Mark (PATA YAMAHA WorldSBK Official Team / Yamaha YZF R1)
T. Razgatlioglu (PATA YAMAHA WorldSBK Official Team / Yamaha YZF R1)
A. Lowes (Kawasaki Racing Team WorldSBK / Kawasaki ZX-10RR)
L. Haslam (Team HRC / Honda CBR1000RR)
E. Laverty (BMW Motorrad WorldSBK Team / BMW S1000 RR)
F. Caricasulo (GRT Yamaha WorldSBK Junior Team / Yamaha YZF R1)
T. Sykes (BMW Motorrad WorldSBK Team / BMWS1000 RR)
G. Gerloff (GRT Yamaha WorldSBK Junior Team / Yamaha YZF R1)
R. Ramos (OUTDO Kawasaki TPR / Kawasaki ZX-10RR)
L. Baz (Ten Kate Racing Yamaha / Yamaha YZF R1)
X. Fores (Kawasaki Puccetti Racing / Kawasaki ZX-10RR)
M. Ferrari (Motocorsa Racing / Ducati Panigale V4 R)
T. Takahashi (MIE Racing Althea HONDA Team / Honda CBR1000RR)
M. Scheib (ORELAC Racing VERDNATURA / Kawasaki ZX-10RR)
RT. Á. Bautista (Team HRC / Honda CBR1000RR)
RT. S. Barrier (Brixx Performance / Ducati Panigale V4 R)
RT. M. Melandri (Barni Racing Team / Ducati Panigale V4 R)
RT. S. Redding (ARUBA.IT Racing – Ducati / Ducati Panigale V4 R)

WorldSSP レース1

「アンドレア・ロカテッリがアイザック・ビニャーレス、ジュールズ・クルーゼル、ルカス・マヒアス、ラファエル・デ・ロサを引き連れて1コーナーからリードを広げる。

ロカテッリがリードを広げる中、クルーゼルとビニャーレスが2位争いを展開。しかしビニャーレスはミスによりグラベルでレースを終えた。マヒアスを抜いたデ・ロサは、クルーゼルに迫り2位に浮上。マヒアスの後ろではフィリップ・エッテルが5位で走行、6位争いはゴンザレスとピーター・セバスチャンが展開。

優勝したのは今季8勝目となるロカテッリ、2位はデ・ロサ、3位にジュールズ・クルーゼルとなった。

WorldSSP レース1結果

A. Locatelli (BARDAHL Evan Bros. WorldSSP Team / Yamaha YZF R6)
R. De Rosa (MV Agusta Reparto Corse / MV Agusta F3 675)
J. Cluzel (GMT94 Yamaha / Yamaha YZF R6)
L. Mahias (Kawasaki Puccetti Racing / Kawasaki ZX-6R)
P. Oettl (Kawasaki Puccetti Racing / Kawasaki ZX-6R)
M. Gonzalez (Kawasaki ParkinGO Team / Kawasaki ZX-6R)
P. Sebestyen (OXXO Yamaha Team Toth / Yamaha YZF R6)
D. Webb (WRP Wepol Racing / Yamaha YZF R6)
C. Perolari (GMT94 Yamaha / Yamaha YZF R6)
F. Fuligni (MV Agusta Reparto Corse / MV Agusta F3 675)
A. Carranza (EMPERADOR Racing Team / Yamaha YZF R6)
G. Hendra Pratama (bLU cRU WorldSSP by MS Racing / Yamaha YZF R6)
K. Manfredi (Altogoo Racing Team / Yamaha YZF R6)
A. Bassani (Soradis Yamaha Motoxracing / Yamaha YZF R6)
A. Verdoïa (bLU cRU WorldSSP by MS Racing / Yamaha YZF R6)
L. Cresson (OXXO Yamaha Team Toth / Yamaha YZF R6)
M. Herrera (Dynavolt Honda / Honda CBR600RR)
L. Montella (DK MOTORSPORT / Yamaha YZF R6)
H. Soomer (Kallio Racing / Yamaha YZF R6)
RT. S. Odendaal (EAB Ten Kate Racing / Yamaha YZF R6)
RT. I. Viñales (Kallio Racing / Yamaha YZF R6)
RT. P. Hobelsberger (Dynavolt Honda / Honda CBR600RR)
RT. C. Öncü (Turkish Racing Team / Kawasaki ZX-6R)
RT. H. Okubo (Dynavolt Honda / Honda CBR600RR)
RT. L. Epis (MPM Routz Racing Team / Yamaha YZF R6)

WorldSSP300 レース1

スーパースポーツ300では、ビクトル・ロドリゲスが優勝、2位にバハッティン・ソフォーグルとなった。3位はジェフリー・ビュイとなった。

WorldSBK レース1とWorldSSP レース1で使用されたタイヤ


WorldSBK レース1では全てのライダーがスタンダードSC1(オプションA)をフロントに使用した。リアは優勝したマイケル・ルーベン・リナルディを含む11名がスタンダード・スーパーソフトSCX(オプションA)を使用。ジョナサン・レイを含むそれ以外の10名のライダーはスタンダードSC0(オプションB)を使用している。


WorldSSP レース1ではリアに全員がスタンダードソフトSC0(オプションA)を使用。フロントにはほとんどのライダーがスタンダードSC1(オプションA)を選んでいる。5名のライダーはSC2(オプションB)を使用している。

WorldSBK レース1におけるデータ

・ピレリ(Pirelli)ベストラップアワードはマイケル・ルーベン・リナルディが2周目に記録した 1’50.121
・最も使用されたフロントタイヤはスタンダードSC1(21名中21名)
・最も使用されたリアタイヤはスタンダードSCX(21名中11名)
・ソリューションの数はフロント5種類、リア8種類
・ライダーごとに使用可能だったタイヤ本数は68本で、フロント31本、リア37本
・気温28℃
・路面45℃

WorldSSP レース1におけるデータ

・ピレリ(Pirelli)ベストラップアワードはアンドレア・ロカテリが5周目に記録した1’54.382(レースレコード)
・最も使用されたフロントタイヤはスタンダードSC1(25名中20名)
・最も使用されたリアタイヤはスタンダードSC0(25名中25名)
・ソリューションの数はフロント4種類、リア4種類
・ライダーごとに使用可能だったタイヤ本数は41本で、フロント21本、リア20本
・気温30℃
・路面47℃

(Source: Pirelli)

(Photo courtesy of Pirelli)