スティリアGPでテック3に初の最高峰クラス優勝をもたらしたミゲル・オリヴェイラは、ここまでKTMのバイクの戦闘力が高まったのはダニ・ペドロサのおかげだと語る。開発当初はじゃじゃ馬ぶりが有名だったKTMが、ダニ・ペドロサのインプットによって、ベテランライダーからルーキーまで誰もが乗りやすいバイクに仕上がっているようだ。
ミゲル・オリヴェイラ

今後のレースでも良い結果を残せるだろう

ミゲル・オリヴェイラ

「昨年から今のバイクは本当に大きな進化をしました。ダニは本当に多くの作業をしてくれました。彼のインプットのおかげでバイクは実に乗りやすくなりましたし、結果が出ています。」

「このバイクは本当に乗りやすくてスムーズにライディングが出来ます。そしてこれはダニのスタイルでもありますよね。今までのハードワークが報われているんです。」
ダニ・ペドロサ
「これからのレースについてもあまり心配していません。ミサノは6月にテストしていますからデータがありますし、レースでも良い結果が残せるでしょう。今はレベルを維持することを考えて、トップを狙っていきます。」

「コンセッションを失うことは問題ではありません。KTMのバイクを日曜にパルクフェルメで見ることが出来ればそれでいいんです。今までコンセッションによる恩恵は十分に受けてきました。これからは他のブランドと同じルールの元に戦うことになるわけです。」

ミゲル・オリヴェイラ
「KTMは優勝出来るバイクだということを証明しています。これだけの短期間で結果を出せたことは本当に素晴らしいことだと思います。優勝するのは資金だけが必要なのではなく、プロジェクトに最適な人材を確保することなんです。KTMはこれをゼロから立ち上げてきたわけですからね。」

「チームマネージャーのマイク・レイトナーはこのプロジェクトに大きな責任を負っています。経験豊富な彼がこのプロジェクトを次のレベルに押し上げたのだと思います。自分を含めたライダー達はこのプロジェクトから恩恵を受けているんです。」
ミゲル・オリヴェイラ

(Source: KTM)

(Photo courtesy of KTM, michelin)