レース前にペースからも優勝候補の1人と言えるスピードがあったファビオ・クアルタラロ。序盤からかなりのペースでレースをリードしたが、後半は猛然と追い上げるジョアン・ミルを交わして優勝となった。チャンピオンシップリーダーのドヴィツィオーゾが転倒したことで、再びチャンピオンシップをリードし、次回は10月11日のル・マンで母国GPを迎える。
ファビオ・クアルタラロ

久しぶりの表彰台獲得は嬉しい

ファビオ・クアルタラロ

「難しいレースでした。スタートは良かったものの4番手になり、ジャック・ミラーがミスをしたことで彼を抜くことが出来ました。6周目からレースをリードした後のペースは良かったのですが、最後までタイヤを温存するにはペースが早すぎました。」

ファビオ・クアルタラロ
「最後はタイヤが限界で、ジョアン・ミル、アレックス・リンスの両名のほうがスピードがありました。過去5戦は苦戦していましたから、最高のコンディションでレース前半を消化出来たのは重要な出来事でした。表彰台を獲得出来て嬉しいです。」

「序盤にこれほど路面グリップが良いとは思っておらず、後半は41秒台から42秒、最後の3週は43秒台にまでタイムが落ちてしまいました。あとレースが2周あったら、ラップタイムはMoto3のバイクと同程度にまで落ちてしまったでしょう。」
ファビオ・クアルタラロ

「ミサノはDucatiが苦戦すると思っていたので、チームと共にポイントを獲得しようと話していて転倒してしまいました。最悪のレースになりましたが、今回はチームにとってタフな時でも、懸命に最大限の力で作業が出来たと言えます。」
ファビオ・クアルタラロ

(Source: sepang racing team)

(Photo courtesy of michelin)