今回も後半に追い上げを見せて表彰台を獲得したジョアン・ミル。予選の内容さえ良ければ既に何勝もしていると感じさせる安定感を発揮している。DucatiやKTMが強さを発揮したサーキット、ヤマハが強さを発揮したサーキットのいずれでも高い戦闘力を発揮しており、グリッド上で最もバランスの良いバイクという評価さながらの結果となった。
ジョアン・ミル

ジョアン・ミル

「今回のレースは本当に良い形でした。週末全体を通じてレースに向けて作業をしてきました。1周のタイムは自分の強みではありませんし、全力を尽くして獲得した8番手スタートはけして簡単ではありません。しかし序盤に出来る限り順位を回復してトラブルに巻き込まれないようにしました。」

「ミラーの後ろについた時、フロントグループはレース序盤に飛ばしている状況で、自分はレース中盤から巻き返しを開始したんです。前を走るライダー達は自分よりもタイヤに苦戦している様子で、ファビオも序盤にプッシュした影響でタイヤが終わってしまっているようでしたね。あと数周あれば今日は優勝が出来ていたでしょう。今回、こうしてスズキ2台が表彰台を獲得出来たことは本当に嬉しいことですね。」ジョアン・ミル

(Source: suzuki-racing)

(Photo courtesy of michelin)