練習走行の時点から気温の低さから、ソフトタイヤ以外のタイヤでは走行出来ないと話していたミラーは、多くの選手同様にソフトタイヤを選択。しかしレース後半はタイヤの摩耗に苦しみ、エンジンブレーキのセッティング変更でミスをしたこともあり後退した。限界で走行しながらエンブレ制御、マップ変更、ダッシュボードの確認など、MotoGPライダーの忙しさがよく分かる。
スズキは他のバイクよりタイヤを温存出来ている
ジャック・ミラー
「ある部分のブレーキングでミスをしてしまって、ストッピー気味になってしまったんです。そこでファビオに抜かれました。その後フロントタイヤ右側がかなり摩耗しているのがわかりましたが、フランキーもフロントの摩耗に苦しんでいて、追いつけるかもなと思っていました。」
「ただその後にリアのグリップがいきなりなくなってペースが上がらなくなったんです。それでエンジンブレーキのセットアップをターン9とターン10の間に変えようとして、マップスイッチに意識が行っている間に、間違って5速に入れてしまったんです。」
「それでワイドになってしまいミルに抜かれました。いずれにしてもリンスもミルも追い上げてきていましたし、スズキのほうがタイヤが残っている状態でしたね。スズキのリアタイヤはほとんど綺麗なままでしたね。」
「ペッコは自分よりタイヤが残っていましたけど、ファビオやフランキーもリアタイヤはボロボロでした。スズキのバイクは他のバイクに比べてリアタイヤをしっかり温存出来るのは間違いなさそうですね。今日はトラックが本当に冷たく、ソフト以外のタイヤは使えませんでした。」
(Source: Pramac)
(Photo courtesy of michelin)