ピレリ(Pirelli)レースレビュー マニクール戦レース1でレイが優勝、地元のバズが2位

FIM スーパーバイク世界選手権(SBK)マニクール戦の初日、ジョナサン・レイとカワサキのZX-10RRがウェットコンディションにおける圧倒的な速さを発揮した。ジョナサン・レイはシーズン7回目となるピレリ・ベストラップ・アワードを獲得して、年間のベストラップ・アワードで優勝。さらにレース1でも優勝した。

これはジョナサン・レイにとってキャリア98勝目で、チャンピオンシップスタンディングにおけるリードを拡大した。2位はロリス・バズ、3位はアレックス・ロウズとなった。

ピレリ(Pirelli)にとっては新開発のレインタイヤであるX1251が最高の性能を発揮したラウンドとなり、激しい雨の中でX1251のソフトコンパウンドは、最高峰クラスの全ライダーに歓迎された。

WorldSSPクラスのレース1はスタンダードレインタイヤが使用され、優勝したのはチャンピオンのアンドレア・ロカテッリ、2位はルカス・マヒアス、3位はクラス表彰台となるHannes Soomerだった。

FIM スーパーバイク世界選手権(SBK)レース1

ウェットで開催されたスーパーポールではBMWのトム・サイクスとユージン・ラバティが1、2を獲得。しかしレースではターン1の接触で両者がリタイア。これでトップに立ったのはジョナサン・レイだった。その後ろにはアレックス・ロウズ、ギャレット・ガーロフ、ロリス・バズが続いた。

レイは序盤に両者から激しくプッシュを受けるが、そのたびにペースを上げて走行。その後ギャレット・ガーロフが転倒してリタイア、残るはレイと地元のバズ、そしてアレックス・ロウズとなる。その後ろにはマイケル・ファン・デル・マーク、チャズ・デイビスが続くが、レイは全くミスをせずに優勝。2位にバズ、3位ロウズと続いた。

WorldSBK レース1順位

J. Rea (Kawasaki Racing Team WorldSBK / Kawasaki ZX-10RR)
L. Baz (Ten Kate Racing Yamaha / Yamaha YZF R1)
A. Lowes (Kawasaki Racing Team WorldSBK / Kawasaki ZX-10RR)
C. Davies (ARUBA.IT Racing – Ducati / Ducati Panigale V4 R)
S. Redding (ARUBA.IT Racing – Ducati / Ducati Panigale V4 R)
T. Razgatlioglu (PATA YAMAHA WorldSBK Official Team / Yamaha YZF R1)
M. R. Rinaldi (Team GOELEVEN / Ducati Panigale V4 R)
X. Fores (Kawasaki Puccetti Racing / Kawasaki ZX-10RR)
M. van der Mark (PATA YAMAHA WorldSBK Official Team / Yamaha YZF R1)
L. Mercado (Motocorsa Racing / Ducati Panigale V4 R)
F. Caricasulo (GRT Yamaha WorldSBK Junior Team / Yamaha YZF R1)
Á. Bautista (Team HRC / Honda CBR1000RR)
S. Barrier (Brixx Performance / Ducati Panigale V4 R)
V. Debise (OUTDO Kawasaki TPR / Kawasaki ZX-10RR)
X. Pinsach (ORELAC Racing VERDNATURA / Kawasaki ZX-10RR)
S. Cavalieri (Barni Racing Team / Ducati Panigale V4 R)
T. Takahashi (MIE Racing Althea HONDA Team / Honda CBR1000RR)
RT. G. Gerloff (GRT Yamaha WorldSBK Junior Team / Yamaha YZF R1)
RT. E. Laverty (BMW Motorrad WorldSBK Team / BMW S1000 RR)
RT. T. Sykes (BMW Motorrad WorldSBK Team / BMWS1000 RR)
RT. L. Haslam (Team HRC / Honda CBR1000RR)

WorldSSPレース1


最高のスタートを切ったのはルカス・マヒアスでレースをリード。しかしチャンピオンシップのロカテッリがトップに立つ。その背後にはカイル・スミス、ゴンザレス、デ・ロサなどが控える。5周目にGalang Hendra Pratamaがリタイア。

マヒアスはロカテッリに追いすがるがオーバーテイクは仕掛けられない。Hannes Sommerが3位を走行し、その後方では多くの選手が順位を争う展開に。最終ラップは赤旗が振られ、これによってレースが終了した。優勝はロカテッリ、2位マヒアス、3位スーマーだった。

WorldSSPレース1順位

A. Locatelli (BARDAHL Evan Bros. WorldSSP Team / Yamaha YZF R6)
L. Montella (DK MOTORSPORT / Yamaha YZF R6)
L. Mahias (Kawasaki Puccetti Racing / Kawasaki ZX-6R)
H. Soomer (Kallio Racing / Yamaha YZF R6)
R. De Rosa (MV Agusta Reparto Corse / MV Agusta F3 675)
K. Manfredi (Altogoo Racing Team / Yamaha YZF R6)
C. Öncü (Turkish Racing Team / Kawasaki ZX-6R)
M. Gonzalez (Kawasaki ParkinGO Team / Kawasaki ZX-6R)
F. Fuligni (MV Agusta Reparto Corse / MV Agusta F3 675)
P. Sebestyen (OXXO Yamaha Team Toth / Yamaha YZF R6)
D. Webb (WRP Wepol Racing / Yamaha YZF R6)
C. Perolari (GMT94 Yamaha / Yamaha YZF R6)
S. Odendaal (EAB Ten Kate Racing / Yamaha YZF R6)
I. Viñales (Kallio Racing / Yamaha YZF R6)
P. Oettl (Kawasaki Puccetti Racing / Kawasaki ZX-6R)
A. Bassani (Soradis Yamaha Motoxracing / Yamaha YZF R6)
A. Carranza (EMPERADOR Racing Team / Yamaha YZF R6)
L. Cresson (OXXO Yamaha Team Toth / Yamaha YZF R6)
RT. A. Verdoïa (bLU cRU WorldSSP by MS Racing / Yamaha YZF R6)
RT. G. Hendra Pratama (bLU cRU WorldSSP by MS Racing / Yamaha YZF R6)
RT. K. Smith (GMT94 Yamaha / Yamaha YZF R6)
RT. G. Van Straalen (MPM Routz Racing Team / Yamaha YZF R6)
RT. S. Frossard (Moto Team Jura Vitesse / Yamaha YZF R6)
RT. H. Okubo (Dynavolt Honda / Honda CBR600RR)
RT. K. Hanika (WRP Wepol Racing / Yamaha YZF R6)
NS. P. Hobelsberger (Dynavolt Honda / Honda CBR600RR)

WorldSSP300 レース1

WorldSSP300は優勝はジェフェリー・ブュイでチャンピオンシップにおけるリードを拡大、2位Scott Deroue、3位Bahattin Sofuogluとなった。

WorldSBKレース1で使用されたタイヤ


WorldSBKクラスのレース1はウェットコンディションで行われ、前後リアタイヤが使用された。フロントには全ライダーがスタンダードディアブロレインを使用、リアはSCR1ディアブロレイン(オプションRb)、X1251デベロップメントレイン(オプションRa)の2種類が使用可能だった。デベロップメントタイヤはすべてのライダーから金曜に極めてポジティブなフィードバックを受け、レースでも全ライダーがこれを使用した。

WorldSSPレース1で使用されたタイヤ


WorldSSPレース1でも雨が振り続け、全ライダーが前後レインタイヤを使用している。

WorldSBKレースに1おけるデータ

・ピレリ(Pirelli)ベストラップアワードはジョナサン・レイが15周目に記録した1’48.268
・最も使用されたフロントタイヤはスタンダードSCR(21名中21名)
・最も使用されたリアタイヤはデベロップメントX1251 SCR (21名中21名)
・ソリューションの数はフロント5種類、リア7種類
・ライダーごとに使用可能だったタイヤ本数は74本で、フロント35本、リア39本
・気温12℃
・路面14℃

WorldSSPレース1におけるデータ

・ピレリ(Pirelli)ベストラップアワードはアンドレア・ロカテッリが17周目に記録した1’53.962
・最も使用されたフロントタイヤはスタンダードレイン(25名中25名)
・最も使用されたリアタイヤはスタンダードレイン(25名中25名)
・ソリューションの数はフロント4種類、リア4種類
・ライダーごとに使用可能だったタイヤ本数は50本で、フロント24本、リア26本
・気温12℃
・路面15℃

(Source: Pirelli)

(Photo courtesy of Pirelli)