モンスターエナジー・ヤマハMotoGPのマッシモ・メレガッリは、新型コロナ陽性となったバレンティーノ・ロッシの経緯、今後の展望について語った。テルエル戦では代役を走らせる必要があるが、テストライダーのホルヘ・ロレンソは8ヶ月間バイクから遠ざかっていただけに、ロッシの代役には適さないのではないかと語る。

日本ファンとしてはテルエル戦に野左根の参戦を期待してしまうが、チャンピオンシップ優勝がかかるJSB1000最終戦が11月1日に鈴鹿で開催となることを考えると参戦は難しいだろう。
ホルへ・ロレンソ

マッシモ・メレガッリ

バレンティーノ・ロッシから聞いたところによると、既に熱は下がり初めており、骨の痛みなども引いてきているということです。ロッシは火曜に受けた簡易テストの後に、翌日目覚めた際に気分が優れずドクターと相談しました。その際に再度テストを受けていますが結果は陰性でした。ただ気分が引き続き優れないことから正式なPCR検査を受けたところ陽性が発覚したんです。」

「先週日曜までバレンティーノ・ロッシと密接に関わっていたスタッフは陰性です。これはヤマハにとってはポジティブな結果ですが、さらに追加でテストを実施しています。現時点ではいつ彼が復帰出来るかわかりません。おそらく5日程度で体調は元に戻るでしょうが、その後のテストで陰性になればというところですね。今週は嫌な形で驚かされましたが、今週末に良い驚き(すぐに体調が戻り陰性となること)が得られれば最高です。

テルエルGPにおけるバレンティーノの代役については明日チーム内で話しあって決定します。テストライダーのホルヘ・ロレンソはたしかに候補ではありますが、ポルティマオテストでは8ヶ月ぶりのMotoGPバイクでかなり苦戦していたようです。MotoGPバイクを操縦するには、その強烈な加速、減速などに対応出来るフィジカルが必要です。」

テルエルに向けて代役となるライダーを探す必要があるのですが、私の個人的な感想としてはホルヘには荷が重いでしょう。いずれにしても、明日代役のライダーを決定します。」

(Source: yamaha-racing)

(Photo courtesy of michelin)