ベンスナイダーはQ2進出、総合17番手ビェシェキルスキ29番手から決勝レースへ
土曜午前のFP3で、NTS RW Racing GPのボ・ベンスナイダーは上位タイムを記録し、午後の予選でQ2へダイレクト進出する権利を獲得しました。その予選では17番手で、日曜の決勝レースに向けて6列目のグリッドとなりした。チームメイトのピオトル・ビェシェキルスキは29番グリッドから、明日の決勝レースに臨みます。
この週末は、路面・大気とも、特に午前は極端に冷えたコンディションになっています。そのため、土曜以降の走行は午前午後とも当初のスケジュールを1時間遅らせて、温度条件が改善する遅めの時間に行われることになりました。午前10時にスタートした午前のFP3で、ベンスナイダーは安定した高水準のラップタイムを刻みました。
最後には1分52秒907でこのセッションの11番手で、金曜のFP1、FP2と土曜午前FP3の総合タイム順位でも11番手でした。その結果、午後の予選に向けて、速い選手でタイムを競うQ2へダイレクト進出を果たしました。予選では1分53秒097を記録し、上記のとおり17番グリッドからのスタートになりました。
ビェシェキルスキは、午前のFP3で1分55秒947を記録。午後の予選Q1では、このタイムを大きく短縮して1分55秒293に到達し、29番手タイムを記録しました。第11戦アラゴンGP決勝レースは、現地時間日曜午後1時20分(日本時間午後8時20分)にスタート。全21周で争われます。
ボ・ベンスナイダー選手(ゼッケン64)
コメント(予選17番手:1分53秒097)
「予選Q2は、タイヤ交換に手間がかかり、2分ほど時間を有効活用できなかった。その予選では、昨日や今朝の走行よりもグリップが得られなかったので、午前のFP3で使ったユーズドタイヤを装着して走り、いいフィーリングを掴むことができたんだ。走り出したときには残り時間があまりなくて、1周走るのがせいぜいだった。ベストタイムに近いところまで迫れたんだけど、自己ベストを更新するまではできなかったのがとても残念だ。更新できていれば、順位をもっと上げていたはずだよ。でも、僕たちの高いスピードと安定したペースを発揮できたので、それに関しては満足している。明日のレースもこの調子で走ることができれば、ポイント圏内は充分に争えると思うよ」
ピオトル・ビェシェキルスキ選手
コメント(ゼッケン74)コメント(予選29番手:1分55秒293)
「今日もしっかりとがんばって、前進することができました。朝の走行ではタイムを少ししか更新できませんでしたが、気持ちよく走ることができていたので、タイムはもっと詰めていけそうな手応えがありました。午後の予選でその手応えを結果に結びつけ、朝よりも0.7秒ほど速く走ることができるようになりました。リラックスして走ることができるようになってきたことも、よかったと思います。僕は世界選手権を戦いだしてまだ4戦目ですが、今週は今のところすべてのセッションで29番手につけることができています。楽しく走れているので、明日の決勝レースも全力でがんばります」
(Source: NTS)
(Photo courtesy of NTS)