今回は序盤はトップグループの中で走り、中盤にレースをリード、終盤はドヴィツィオーゾ選手の背中を眺めた形のビニャーレス選手でした。さらにプッシュすればドヴィツィオーゾ選手に追いつけたのかもしれませんが、今回はチャンピオンシップを意識して2位20ポイントを確保する走りをしたようです。今回のレースでチャンピオンシップのリードを26ポイントとしました。

マーべリック・ビニャーレス

「今日は良いレースだったと思いますし嬉しいですね。バレンティーノが4位でマルクがいつものようにトップにいませんから、今日は2位で多くのポイントを獲得出来ました。金曜の転倒の後でこうしてバイクに乗っていられるのは幸運だと思います。かなり高速で走っている中での転倒でしたし、腕をかなり痛めましたから。ですからこの結果には本当に満足ですね。腕に関してはバイクが暴れる中で少し痛みがありましたけどね。ただレースの中では体調は100%でした。ストレートでバイクが暴れている時に腕が少し傷んだくらいでレースではかなり良い状態でした。」

「今日もいつも通り最後の5周はプッシュしてしっかりと自分のリズムで走ろうとしたんですが、今日はそのままおとなしく走るという日でしたね。優勝を狙おうと思いましたが、チームは既にこの20ポイントで満足なわけですから。自分にとってもチャンピオンシップが非常に重要ですし、ミスをせず転倒しないという事が重要でした。フロントを失うのは本当に容易な状態だったので、こうして頭を使って走る事が出来、バイクから放り出されなかったというのは本当にラッキーだったと思います。こうして毎回表彰台を獲得するという事は本当に重要なんです。バルセロナは表彰台、優勝、ポールポジションなど素晴らしい結果を残していますから、また挑戦しようと思います。」

(Photo courtesy of michelin)