モンスターエナジー・ホンダチームのライダー達は予選の11kmのSS区間を快走。この予選自体は山岳地帯と、高速な区間を取り入れたルートで、今年のラリーが予想通りナビゲーション面で厳しいものであることが証明された。
モンスターエナジー・ホンダチーム 予選をワン・ツーで終える
多くのライダーが未知のレースに備えて慎重な予選順位で終えたのに対し、昨年優勝したリッキー・ブラベックは今大会の101人のライダー中最速タイムを記録して予選でトップとなった。2位にはチームメイトのホアン・バレダがつけた。アルゼンチン出身のケビン・ベナバイズは明日の決勝に向けて安全圏からのスタートを選択。ホセ・イグナシオ・コルネホも同様に慎重に走行した。

日曜日にはいよいよ最初のステージが開催される。ステージ1はジェッダとビーシャを走行するルートで合計622kmのルートのうち、SS区間は277kmだ。

リッキー・ブラベック/ゼッケン1

「短いステージでしたが、非常に良い感触で走行出来ました。特に何か特徴的なことも有りませんが、体とバイクを実戦に慣らすのにちょうど良かったと言えるでしょう。 明日はホンダのライダーが1番手、2番手でスタートすることになります。 ホアンと共に先陣を切って良い走行ができればと思っています。 長いレースになりますが、戦略がうまく機能することを祈っています しっかりと休息をとって集中したいと思いますね。」

ホアン・バレダ/ゼッケン88

「今日の内容には満足です。短い予選でしたが簡単ではありませんでした。最初はオープンリバーだったのですが、半径80mでどこを走っているか検証しながら走行する必要がありました。その後は高速な石の多い山岳地帯へと入りましたが、ここの難易度は高かったですね。ロードブックを理解するのに少し苦戦しましたが、時間をそこまでロスせずに進むことが出来ました。」
モンスターエナジー・ホンダチーム 予選をワン・ツーで終える
(Source: HRC)

(Photo courtesy of HRC)