2020年の世界耐久選手権(EWC)チャンピオンであるスズキは、実に16回EWCチャンピオンを獲得しているフランスチームのSERT、ヨシムラの合同チームであるヨシムラSERT Motulのライダーとして、MotoGP開発ライダーとして活躍してきたフランス人ライダーのシルヴァン・ギュントーリ、日本人のを起用して2021年に挑む。なお、それ以外のライダーとしてはグレッグ・ブラック、シャビエル・シメオンとなった。

38歳のギュントーリは2014年のFIM スーパーバイク世界選手権(SBK)チャンピオンでもあり、抱負な経験を持つライダーだ。2000年にフランスの250ccチャンピオンとなったのに加え、世界GPの250ccクラス、MotoGPクラスでも活躍した。2010年からはFIM スーパーバイク世界選手権(SBK)に活躍の場を移し、2014年にチャンピオンとなり、その後は2020年にワールドタイトルを獲得したGSX-RRの開発ライダーとして活躍したのは記憶に新しい。

世界耐久選手権(EWC)においては2010年にSERTのライダーとしてドーハ8時間耐久で優勝、SERTとして10回目のEWCチャンピオン獲得に大きく貢献した。また、ヨシムラと共に鈴鹿8耐にも3回参戦しており、2019年の鈴鹿8耐では渡辺一樹と共に5位でレースを終えている。

30歳の渡辺一樹は日本のレース界では知らぬものがいない存在だ。JSB1000での活躍はもとより、鈴鹿8耐では2019年の5位獲得、2018年には4位、2016年に2位でレースを終えている。その他にもGP250、Moto2、スーパースポーツチャンピオンシップでも活躍している。

この2人と共にレースに参戦するのはグレッグ・ブラック、シャビエル・シメオンだ。フランスと日本の合同チームは2021年の世界耐久選手権(EWC)において、最も注目を集めるチームと言っても過言ではない。

シルヴァン・ギュントーリ
渡邊一樹グレッグ・ブラックシャビエル・シメオン

(Source: suzuki-racing)

(Photo courtesy of suzuki-racing)