FIM スーパーバイク世界選手権(SBK)に参戦するHRCは2021年シーズン最初のテストに挑む。テスト日程は1月20日から21日で、開催地となるのはヘレスだ。今年のFIM スーパーバイク世界選手権(SBK)もコロナの影響を受けて開催日程がずれ込み、例年から2ヶ月遅れての開催となるため、開幕までのプレシーズンが長くなる。
通常はオーストリアのフィリップアイランドで開幕するFIM スーパーバイク世界選手権(SBK)だが、今年については4月22日からオランダのアッセンだ。
HRCはアルヴァロ・バウティスタ、レオン・ハスラムというラインナップでFIM スーパーバイク世界選手権(SBK)に挑んでいるが、バイクのエンジンパフォーマンス自体は高いものの全体の仕上がりがライバルに及ばない状況が続いている。なお、今回のテストにはライダーからチームマネージャーに転身したレオン・キャミアが参加する。
アルヴァロ・バウティスタ
「再びテストが出来るのが嬉しいですし、冬の間に日本でどの程度開発が進んでいたのか確認するのが楽しみです。今回のテストでは新たなパーツもありますから、バイクのセットアップや開発を進めることが出来るでしょう。」
「1月の終わりというのは理想的なコンディションではありませんからトリッキーなテストになるでしょう。同時に日本のHRCエンジニア達に向けてしっかりとフィードバックを返すことも重要です。この冬はフィジカルを磨き上げて、今年に備えてライダーとしてのポテンシャルを維持することに努めてきました。」
「新しいシーズンスタートが待ちきれませんし、世界が日常を取り戻せることを願っています。目標としてはプロジェクトをさらに進め、昨年のベースからさらに積み上げていくことです。個人的なことでは今年の冬に2人目の娘が誕生しました。彼女は実に健康で、シーズンが開幕する前に産まれてきてくれた形ですね。」
レオン・ハスラム
「長く奇妙な冬でした。通常はウインターテストが始まるまであまり休みがないんです。友人達とゆっくりと時間を取れたことは良かったですが、この状況でトレーニングが非常に難しい状況であったことは間違いありません。」
「いつもはフィジカルを整えるためにスペインにキャンプに行くんですが、今回は違いました。早くバルセロナでチームと合流したいですね。そこでフラットトラックやMXトレーニングをしたいと思います。それにヘレスのテストも非常に楽しみにしています。」
「開幕前にしっかりと準備を進めるにあたり重要なテストですし、チームとも連絡を取り合って、既に色々な作業に取り掛かっています。ホンダ、HRCからの新しいパーツに期待しています。」
チームマネージャー レオン・キャミア
「数年に渡ってホンダのライダーでしたが、こうして自分の人生、プロとしてのキャリアを大きく変えてホンダで仕事が出来ることが嬉しいですね。 自分を信頼してくれたほんとに感謝したいと思います。FIM スーパーバイク世界選手権(SBK)はとても重要なプロジェクトですし、新型のCBR1000RR-Rは実に素晴らしいバイクです。」
「 ライダーとして常にそうしてきたように、目標とするゴールに向けて全力で取り組みたいと思います。FIM スーパーバイク世界選手権(SBK)では 長年ライダーとして走ってきましたから、チャンピオンシップの事は理解していますし、必要とされる競争のレベルも理解しているつもりです。」
「現時点ではその他の問題に対処する必要もありますが、アルヴァロ・バウティスタとレオン・ハスラムという2人の素晴らしいライダー、チームHRCという優れたグループ、最高のエンジニア達がいます。ポテンシャルを発揮してトップレベルで戦うことが出来ると信じています。」
「今回のヘレステストは、自分にとってチームと 作業するはじめての機会になると思います。今から、チームと共にこの素晴らしい冒険をスタートすることを楽しみにしています。」
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（Source: HRC）
（Photo courtesy of HRC）