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2020年の9月、10月はタフだった
マルク・マルケス
「昨年はメンタル面、フィジカル面で厳しい1年でした。9月、10月は特にそうで、腕の状況が全く改善していかない印象だったんですよ。悪くなっていたわけではありませんが、全く改善が感じられなかったんです。まるで腕の中にある何かが動いているような、そんな感覚を感じていたんです。何度も何度も、再び感染症にかかっていないか検査をしましたが、毎回結果は陰性でした。」
「医師からは気長に待つんだと何度も言われていました。しかし彼らのアドバイスに従っても状況は一向に良くならず、その2ヶ月は本当にタフでしたね。3度目の手術が終わった後は、病院で10日間を過ごしましたが、その間はとにかく苦痛でした。」
「しかしその後になって徐々に腕の状況が良くなってきました。フィーリングも改善して楽天的に感じられるようになったんです。しかし厳しい1年であっても、けして2度とレースが出来ない可能性は考えませんでした。常に次回のレース、次回のテストがいつになるかと考えていたんですよ。」
(Source: HRC)
(Photo courtesy of HRC)