ブレンボが分析する 2021年MotoGP カタールグランプリ

ブレンボが分析する 2021年MotoGP カタールグランプリ

ブレンボが分析する 2021年MotoGP カタールグランプリMotoGPチャンピオンシップで全てのMotoGPライダー達と密接に仕事をしているブレンボのテクニシャン達によると、カタール・インターナショナルサーキットは、ブレーキにとっては中程度の難易度のサーキットだ。難易度指数1〜5段階では3に該当し、2021年のカレンダーのうち8つのサーキットと同様となる。

カタールでのレースは光の洪水と言える照明の中で行われ、白熱するカーボンブレーキディスクを見ることが出来るだろう。この現象は太陽光の下で開催される他のグランプリでは見ることが出来ない現象だ。
ブレンボが分析する 2021年MotoGP カタールグランプリ

軽量、冷却性を確保したbrembo(ブレンボ)キャリパー

brembo(ブレンボ)の4ピストンモノブロックキャリパーはアルミの塊から削りだされる。鋳物と比較して削り出しの製品は工学的により優れた特性を持ち、さらに高い耐熱性を誇る。

キャリパーの形状は40年間に渡る500cc、MotoGPクラスでのbrembo(ブレンボ)の経験を元に、トポロジー最適化の手法を用いて設計されている。昨年から使用されているこのキャリパーは空冷フィンの数が多く、それまでのものよりも軽量に仕上がっています。なお、表面フィニッシュはニッケルフィラーとなっている。

公道車両にも適用されるMotoGP技術

1970年代に世界選手権にデビューしてから、brembo(ブレンボ)はレースを技術的ソリューション開発の場としてきた。そしてレースの現場で開発された様々な技術が市販製品に投入されており、brembo(ブレンボ)のブレーキングキャリパーは、 高いブレーキングパフォーマンスと安定性を併せ持っている。

brembo(ブレンボ)のGP4-RSキャリパーは、MotoGPで使用されているモノブロックキャリパーにインスパイアされて誕生した。 この製品はサーキット走行愛好家の中でも最高の製品を求める人達のための製品で、軽量さ、強固さ、冷却性能、デザインとパフォーマンスにおいて群を抜いた製品だと言える。

ミサノ同様に周回ごとに12回のブレーキングポイント

トラックに存在する16のコーナーのうち4つ(3、8、11、13)のみがブレーキング不要のセクションで、これはミサノ同様だ。 これらの理由からライダー達はスタートからチェッカーフラッグまで、264回ブレーキを使用する。

キュミリンク、もてぎ同様に、カタールでブレーキは1周ごとに34秒間使用される。レース全体での使用時間は12分半となり、全体の30%に相当する。
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約350km/hから100km/h以下へのブレーキング

ロサイル・インターナショナルサーキットの12のブレーキングセクションのうち、3つがブレーキにとってチャレンジングな箇所だと考えられており、5つが中程度、4つが難易度が低いと考えられる。

1,068mのストレートによって、第1コーナーは世界選手権の中でも最もブレーキングが難しいコーナーの1つだ。MotoGPバイクは346km/hから98km/hまで減速しなければならず、ブレーキレバーにかかる力は5.1kgに達する。コーナリングするためにライダー達は4.9秒間、263m以上ブレーキを使用し、ブレーキングシステムにかかる圧力は10.9barとなる。

(Source: Brembo)

(Photo courtesy of Brembo)


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