フランスGP 予選6位 マルク・マルケス「ウェットコンディションのレースなら何ら問題ない」ウェットコンディションのFP3ではトップタイムを獲得したマルク・マルケスは、 レースコンディションとしてフルウェットであれば何の問題もなく走行することができると語った。対してドライコンディションの場合、体にかかる負荷が大きいことから良いペースで走行を続ける事は無理だろうと話す。[adchord]

左コーナーだとプッシュしてしまう

マルク・マルケス

「今の状況でドライ6位を獲得出来たのは十分満足いく結果ですね。トラックの状況はどんどん良くなっていきましたから、最終的にトップポジションを獲得することができませんでした。明日は2列目からのスタートになりますが、ウェットコンディションの方が自分が望むようなライディングができます。」
フランスGP 予選6位 マルク・マルケス「ウェットコンディションのレースなら何ら問題ない」
「ドライコンディションだと、いまだに苦戦をしてしまいますが、ウェットコンディションの場合は体にかかる負荷が少なくて済むんです。FP4はある程度望むようなライティングができましたが、レースが最後までドライだった場合は、良いペースで走行を続ける事は不可能です。」

「フルウェットコンディションでのレースは何の問題もありません。ミックスコンディションは得意としていますが、スリックタイヤに履き替えた際のバイクの挙動を十分にコントロールすることができていません。特にターン1ではブレーキングをしながらの旋回でバイクが激しく揺れるため、そういった動きをうまくコントロールすることができないんです。」

「ですから自分の状況をしっかりと理解することが必要で、頭で考えることと体ができることが違うことを理解する必要があります。ターン1から3は非常に難しいパートですから、しっかりと注意を払って走行することが必要でしょう。」
フランスGP 予選6位 マルク・マルケス「ウェットコンディションのレースなら何ら問題ない」[adchord]
「しかし、自分のリハビリを考えるとドライでのレースの方がプラスにはなります。ウェットコンディションでのレースになれば何の問題もありません。ターン9での転倒はフィジカルコンディションとして左コーナーの方が今は得意だからです。ヘレスもそうでしたが、左コーナーだとついついプッシュしてしまうんですよ。つまり、左コーナーでタイムを稼ごうとしているという事ですね。」

「 左コーナーだとボディーポジションやボディーウェイトの使い方など、怪我をする以前のライディングに近いもので走ることができます。リアを自在にスライドすることもできますし。しかし右コーナーの場合はそういった事が出来ないんです。」

(Source: HRC)

(Photo courtesy of HRC)