ファビオ・クアルタラロがコースのショートカットでペナルティーを受けたことで、表彰台を獲得したジャック・ミラー。経緯はともあれ安定した走行を続けてきたことが報われたレースだった。2位のヨハン・ザルコともペッコともセッティングはまるで異なるが、それでも3台がスピードを発揮出来ていることから、エンジニアの功績が大きいと語る。[adchord]
フロントの温度を下げようと苦戦していた
ジャック・ミラー
「今日はファビオがシケインをショートカットした時点で表彰台はもらったと思っていました。あの走行をすれば確実に1秒はペナルティーを食らうとわかってましたから。何度がファビオをオーバーテイクしようと思っていましたが、ターン5でギアがジャムったりして出来ませんでした。その後はファビオの後方で走行したことでフロントがオーバーヒートしてしまったんです。」
「なんとかフロントの温度を下げようと努力していたんですが、ずっとフロントタイヤの温度警告が出ていたんです。フロントが何度かロックするくらいプッシュしてファビオを追っていたんですが、4位なら4位で、3位になるなら3位でと思って走行しました。」
「今のところシーズンは良い形で進んでいます。ランキングも現在3位ですからね。このまま良い形で進んでいきたいですが、次回はザクセンリンクです。ザクセンもアッセンも苦戦することが多いんですよね。」
「Ducatiに乗り出したのはGP17が初めてですが、それからエンジニア達が継続的に作業を続けている成果が出てきたと言えるでしょう。テストライダーのミケーレの作業、そして長年のドヴィツィオーゾの貢献が成果に結びついています。エンジニアも常にプッシュを続けています。」
「自分のジオメトリーやセットアップは、ペッコともヨハンとも、まるで異なるんですが、それでも互いのタイムは接近しているのは、シンプルに凄いことですよ。明日のテストプランはまだわかりません。テスト内容を確認して備えたいですね。」
(Source: Ducati)
(Photo courtesy of michelin)