ペトロナス・ヤマハ・SRTから代役参戦を続けるカル・クラッチローは、友人であるマーべリック・ビニャーレスの行動は理解出来ないが、全てを手にすれば容易にタイトルが獲得出来る人物のはずだと語る。もし今期マーべリック・ビニャーレスがチームに戻ることが叶わない場合、シーズン残りをカル・クラッチローが代役参戦する可能性は非常に高いと言える。[adchord]MotoGP2021 初日総合23位 カル・クラッチロー「M1の事はまだ理解出来ていない」

ヤマハは常にビニャーレスを支えようとしてきたはず

カル・クラッチロー

「ビニャーレスが状況に満足していないのなら、どうにかすべきではあります。しかし、ヤマハに対して何かをするというのは賛成出来ません。ヤマハは常に彼を支え、出来る限りの手立てで彼を助けようとしてきたわけですから。

「あるレースでは優勝、次のレースで最下位という状況をヤマハが許容するわけはありませんし、それで何もライダーを助けようとしないなんてことは有りえません。今回の問題はビニャーレスのバイクに対するフィーリングですから、バイクの問題でもヤマハの問題でも、チームの問題でもないでしょう。

スピードと才能の関しては、マルク・マルケスと共に、マーべリック・ビニャーレスの才能はこのカテゴリーでもトップクラスです。彼が必要なものを手にすれば、彼は目を瞑っていてもタイトルが取れるでしょう。ビニャーレスに何が起きているのかは正直わかりません。彼の行動は理解出来ませんが、しかし彼は友人の1人です。レースと友情とは別ですからね。」

ビニャーレスがヤマハを去るという決断は尊重しています。それは彼が決めたことですし、ここ数年でこういったメーカー間の移動をした人物はザルコくらいです。大きな勇気がいる決断ですよ。

(Photo courtesy of michelin)