バレンティーノ・ロッシは初日総合で14番手スタート。先週よりもフィーリングは良いがライバルも改善してきているだけに、トップ10はまだ遠い状態だ。マーべリック・ビニャーレスのオンボード映像の感想、ペトロナスがチームのメインスポンサーを離れるという噂についても語っている。[adchord]
MotoGP2021オーストリアGP 初日総合 14位バレンティーノ・ロッシ「ビニャーレスのオンボード映像はもっと酷いものを想像していた」

FP1の内容自体は悪くない

バレンティーノ・ロッシ

FP1の内容は悪くはありません。グリップも良くてフィーリングもいいです。しかし先週に続いて同じトラックで2回目のレースでは、誰もがそう感じるものです。FP2はウェットで気温が高く、すぐに路面が乾いていきました。フルウェットならいいのですが、ハーフコンディションだと適切にウェットタイヤを使うのが難しいですよね。」

ビニャーレスのオンボード映像を見ましたけど、正直もっと酷いものを想像していました。2回か3回オーバーレブさせていましたけど、あれが決定的な瞬間なのかどうかわかりません。確かに良くない行動ですが、非常に悪質かというとなんともですね。何が起きていたのかは外にいる人間にはわかりません。何か背後に大きな問題があって、何かがきっかけになったのかもしれません。」
MotoGP2021オーストリアGP 初日総合 14位バレンティーノ・ロッシ「ビニャーレスのオンボード映像はもっと酷いものを想像していた」[adchord]
ペトロナス・ヤマハ・SRTからはペトロナスがスポンサーを離れるかどうか聞いていません。この先数戦でそういった話があるかもしれませんね。すべてのクラスで重要なスポンサーですから、本当だとすると残念です。またMoto2、Moto3チームを解散するかもしれない可能性を考えると残念です。なんとか方法がないものかと思います。」

「今までのキャリアを通じて、絶対に何か確定的な事は言えないと思います。今の時点ではテストライダーだとかワイルドカード参戦ということは考えられません。ペドロサやカルと比較して自分のほうが年寄りですしね。でもMotoGPバイクに乗ることは間違いなく恋しくなるでしょうから、何らかの形でそういう機会があるかもしれません。」

「テストをすることはあるかもしれませんが、レースをするのは別物です。でも、もしレースをするならば、自分の大好きなムジェロ、ミサノ、アッセン、バルセロナなどがいいですね。」

(Photo courtesy of michelin)